はじめに
2019年03月06日(水)に「エンジニアのキャリアを語るMeetUp【しがないラジオ×kiitok】」に参加してきました!
Tech系Podcast『しがないラジオ』と、
エンジニアのためのキャリア相談サービス『kiitok』のコラボ企画になります。
今回はブログ枠として申し込みましたので、感想記事を。
(ブログ枠じゃなくても書いたと思いますが…w)
イベントの詳細はこちら。
trackrecords.connpass.com
しがないラジオの詳細はこちら。
shiganai.org
kiitokの詳細はこちら。
alpha.kiitok.com
目次
- はじめに
- 目次
- 参加目的
- 感想
- おわりに
- 最後に宣伝!
参加目的
- しがないラジオのファンなので、単純に楽しみたい。
- たなべすなおさんの話を聞きたい
「開発組織づくり、関心領域は問題解決とうまくいくソフトウェア開発の実践」が 自分の興味領域と合致しているので。
感想
ご挨拶
司会はおなじみ、しがないラジオのパーソナリティである gamiさん。
パネルディスカッションの質問はslidoというサービスで。
事前の説明時にgamiさんから、質問が少ないとパネルディスカッションが寂しいのでいっぱい質問してね、とのこと。
最初はgamiさんの自己紹介、しがないラジオ、kiitokの説明から。
参加者の大半がリスナーw
すごい!
会場はおなじみPLAIDさんのオフィス。
人口芝のエリアでLTとパネルディスカッションを行い、
スクリーン向かって左手が懇親会スペース。
会場の写真などはTwitterのハッシュタグにてご確認を。
イベントの紹介に続けて、しがないラジオの紹介。
しがないラジオのミッションは楽しく働くということ、らしい(初めて知ったが分かりみ!)
続けて、kiitokの野崎さんからサービスの紹介。
利用者の声を聞くと、
モヤモヤが晴れた、
転職先のレベル、話すべき内容の相談など、具体的なことも相談できる、
などが寄せられていたそう。
悩んでいる人はすごく良さそうなサービス。
(FacebookじゃなくてTwitterで登録できたら使っていたんだけどなぁ…)
続けてLTの感想。
資料はどなたも公開されていなかったので、
見つけたら更新しておきます。
これまでのキャリアに関するLT①
竹馬 力さん。
いまはEMをやっているが、
細かい内容はKiitokさんのインタビューを見てほしいとのこと。
まずは経歴の紹介。
最初は営業から、一度教師を目指して仕事を辞め、
その後、起業への挑戦と失敗、SESでエンジニアになるという流れ。
今まで苦労したこと。
SES時代
現場の酷さで仕事が長続きしないが、
自分の甘えなんじゃないかと悩む。ウォーターフォールからの脱却
仕事量が多い。
開発に疎い経営陣との対立。
エンジニアが自由すぎる、メンターが1ヶ月来ないとかw
苦労の乗り越え方
SES時代
とにかくもがいた(転職など)
やりたいことの棚卸しして、やりたいことがやれる会社への転職。ウォーターフォールからの脱却
大変でもやりたい意志があるので続けられた。
エンジニアとしての説明責任を果たした。エンジニアリング文化
副業で技術的興味を紛らわす。
説明責任を果たす。
学び
SES時代
自分が変わる。相手を変えるのは難しい。
目の前のこと、積み重ねていく。
興味関心は棚卸しは大事。ウォーターフォールからの脱却
3年一剣を磨く。
他人からみた自分の評価を聞く。
一番大事なこと
成長のマインドセット。
エンジニアは悲観的な人が多い。
もっと楽観的になること。
自分だけではなく、自分以外のすべての幸せを願うこと。
これまでのキャリアに関するLT②
一つ前の竹馬さんは自由に喋っていたようだったけど、
会社の看板を背負って出ると難しいと思っちゃうw
好きな言語Ruby、テスト、CI/CD、自動化。
開発現場の改善をよくやってる。
Webエンジニアから始まったキャリアだけど、特殊なのでそのまま模倣は無理。
そのとき決断したことを伝えたい。
経歴としてはSIer、外資生保のSE、Web、EC、DeNA、現職CTO?
文系出身。
グローバル展開の経験、
外資と国内、
SI、ユーザー企業、Web、
メンバーとマネージャーを行ったり来たり。
いろいろ幅がある。
幅を持てた理由
少し先を見てリスクテイクしていたからだと思う。
例えばやりたい仕事のために給料200万下げたことも、
理由はクラサバからWebの経験をしたかった。
世の中がWebの流れだったので。
次は立ち上げの経験を得たくて。
その次は優秀な人と働いて自分の能力を確かめたかった。
契約社員だったが、能力不足が理由ではなく社内規定的な話だったので(実力は申し分ない)OKとした。
そこも居心地が良かったが、
自分のキャリア、新しい経験のために現職に移った。
そんな感じで先を見て自分に足りないこと、
やりたいことを意識的に選択してやってきた。
一番大事なのは楽しく働きたい、ということ。
何かを捨ててもそのとき重視しているものを手に入れる。
振り返ってみても後悔していない、楽しく働けている。
これまでのキャリアに関するLT③
正座してたら足がしびれたw
社名を背負ったスライドだけど、会社を代表してないよw
グノッシーのVPoEと採用推進部の部長の兼務。
3社の経験を。
そんなに苦労してない(と自分では思っている)ので、乗り越えた話はそんなにないかもw
1社目の担当人事がPLAIDさんにいて、ちょっとやりづらいw
その1社目はGreeさん。
そこでガンダムのゲーム作るとき、
作りながらお前はもっとガンダムを見ろと言われたw
だから夏休みで1stとSEEDを見たw
運営会社でサーバー移管などを担当、
社内では初めて誰も経験していない。
そんな中、ひとりで協力会社を管理してやってた。
その作業の最初に覚えたことが、協力会社の戸締りw
当時は鬼のように働いてた。
金曜は翌日がないからがっつりやる。
でもやった分、ゲームが盛り上がり、それがわかるので非常に楽しかった。
当時、休日などにゆっくりしていると額に電流のようなものが走り(ニュータイプ的な)、
「あ、そろそろ障害が起きるかも…」と思うと本当に障害が起こったw
あと2chで担当ゲームのスレを見ると障害で荒れてる、
それで実際に書かれた現象の通りにやったら障害が再現した!みたいなことがあったw
2社目はフリークアウトさん。
周りのエンジニアが凄い。
インフラもある意味すごくて、自作のサーバーとかで配信してた。
その後、ちゃんとしたサーバーにリプレースしたあとに余った自作サーバー(約100台)でHadoopクラスタを構築したり、
オレオレフレームワークのPerlワークフローをしたりしていた。
そこからサーバー集約も担当。
1台では数TBくらいまでしかディスクが積めないので、
もっと大量にディスクが積める環境にサーバーを集積していった。
他には自作サーバー時代にバッチが止まった時、
データセンターの人に電話し電源長押しで再起動を頼んで、pingで起動確認とかやってたw
3社目はグノシー。
CTO3人で作ったニュースパス。
DMM、LayerXのCTOと自分の3人。
現在では3つぐらいの職責を兼任している。
まとめ。
仕事を選ばずに来たものをやっていたら、いろいろ出来るようになってた。
- 新ゲーム立ち上げ
- ゲーム移管運営の作業
- Hadoop
- 採用
- VPoE
運が良いのもあると思うが、こだわらず来た仕事をやるのもいいかも。
スポンサーLT
飲食物のスポンサーをしてくれた企業さんのLT。
お酒もオードブルもたくさんあって美味しかったー!
サルサソースかなにかにディップして食べるトルティーヤチップスや、
タコスがあったのが良かった!
optさん
開幕「ウチで働きませんか?」
Innovation Agency
ネット広告代理店をやっている。
エンジニアリングスペシャリスト
エンジニアが嬉しい環境
Rettyさん
食を通じて世界中をハッピーに
新規事業クラウドファンディング事業、
AIプラグラミングコース開設、
など新しいことをやっている。
金舌で焼肉ランチしながら開発メンバーと会話したい人、募集中だそうです!
金舌で焼肉ランチ!Retty開発メンバーとお話ししたいエンジニアbosyu
パネルディスカッション
Q.スピーカーのみなさん転職活動はどのようにしていたでしょうか?
加藤さん
転職サイト使ったら、辞めた古巣からオファーが来たことがあるw
だから、知人からの紹介で転職している。竹馬さん
リクナビNext経由のエージェント
自分を知っているエージェントさんがいると良い感じ。
たまにその人からの紹介に返信をしたりしている。
自分も採用している側だから、
逆にそのエージェントに良い人いないですか?って聞いたりしてる。
Q.本当に転職する気がないのに活動や遊びに行った方が良いか?カジュアルOK?
竹馬さん
出会い、運命はわからない。行ったら良いものがある場合もあるので、
カジュアルに動いた方が良い。たなべさん
カジュアルでよい。
行く前にそんなに気がないけど、実際に面談に行くとその気になったりする。加藤さん
リファラで誘われていたのもあり、
遊びに行くのはあり。
誘われて3年越しに転職したことがあったり。たなべさん
大事なことを忘れてた!
そういえばKiitokってサービスがあってwgamiさん
その気がなくてカジュアルに行ったら、採用前提で誘われるとかある。
会社にいくとフラットじゃない場合があるので、
その点でもKiitokはいいかも。
Q.自分の今後のキャリアをどのように築いていくか悩んでいる3年目です。みなさんが3年目のころは、今後のキャリアについてどう考えていましたか?
竹馬さん
2005年くらいw
3年たつと仕事に慣れてきてやれることが増える。
けど、マンネリ感もある。
振り返ると飽きてきて速攻辞めたかった時期だった。
当時は毎月のように転職活動していた。たなべさん
SIerで、この会社はどこまでいけるのか?
このまま5年いても事業は変わらない、自分が新しいことはできない
だからいま転職しても(5年後と比べて)条件は変わらないと思った。
振り返っても失敗したとはおもっていない。加藤さん
次もどうにかなるだろうなーで仕事してた。
Q.gamiさんより。キャリアアップ転職のタイミングってどういうタイミングか?
加藤さん
友人のつながり。
フリークアウトをやめるつもりはなかったが、
結婚とかいろいろ良くしてくれた友人への恩返しもあって転職した。たなべさん
あまりない。
ずっと食べていけるのか?、
趣味でお金が欲しい、そして人生楽しみながら生きていくのにどうすれば?ということを考えている。
そう考えたときに未来で気になった点を検討し、
リクナビNextでその不安とマッチしたメールが来ると転職している。竹馬さん
ポジティブだけど視点によるかなぁ。
自分はポジティブ。
Q.エンジニアリングマネージャーの方って、いまでも技術は追っていますか?
加藤さん
最近は採用業務を便利にするものをGASで作ったり。
広く浅く知っておこうとしている。
社内で聞くとか。たなべさん
してます。
技術ができないEMと働きたくない。
自分がそういうEMになりたくないので頑張ってる。
いつでもトップに戻れるように。
でもJSとかを全部学ぼうとすると死ぬ。
そういうのはベース知識として本を読み、モダンなのはニュースとかで。竹馬さん
必要分は追っている。
エンジニアとしてはやってない、組織として十分だから。
スケールするときに文化、規範などの組織づくりに注力している。
でもコード書きたい。
でもでもスケールするときに手遅れにならないようにしている。gamiさん
コードで解決できない部分を対応していく。
必要な部分は追いかけていく。
Q.EM、マネジメントをやっていて経験した楽しさを教えてください!
たなべさん
ぶっちゃけ、コーディングしてるほうが楽しい。
でも本当にコーディングだけが楽しいんだったら、転職している。
EMの仕事は開発組織が目的に向かって働けるようにしている。
採用などを通して環境を良くしていく。
長期的なスパン、短期的にはない。竹馬さん
人が好き。
エンジニアの仕事って、正確なヒアリングなどヒューマンスキルが大事。
最適なシステムを考えていく、ユーザーにとって重要な部分を考えるのが好き。
喋っているときが好き。
喧嘩などリアルに面倒な部分はある。
人が織りなす楽園的な。
揉め事などを含めて、うまくまわっていくのが楽しい。
例えば手のかかる新卒だった子がMVPを取れて、
その表彰式で手紙を読んだ。
自分が表彰されるより嬉しい。加藤さん
採用目線ですが、
自分が採用した人が活躍したら楽しい。gamiさん 間接的に貢献、環境の底上げ、人のポジティブな気持ちで報われることがあると思う
Q.楽しく働く秘訣
加藤さん
辛い人は生活のリズムを変える。
美味しいもの食べるとか。
同じ仕事でも気分を変えるとか。
それでも辛かったらKiitokとか。たなべさん
楽しくなかったら転職すればいいw
目的意識と合わなかったら、楽しくなかったら、転職すればいい。竹馬さん
マインドセット。
いる理由ががあるから、そこにいる。
それがあるなら無理やり作り出す。
楽しい理由を探す。
なければ辞めて探すのがよい。
懇親会
LT会が終わった後、懇親会をやりました!
いくつかのお酒とジュース、お茶を飲みながら、
スピーカーの人と話したり、参加者同士で話したり、しがないラジオのお二人を囲んだり。
非常に良い雰囲気でした!
個人的には参加目的の一つである、たなべさんと会話することができてよかったです。
「開発組織づくり、関心領域は問題解決とうまくいくソフトウェア開発の実践」あたりの話をしたかったのですが、
ちょっと別の話で盛り上がってしまってそっちが中心になってしまいました。
というのもアジャイルサムライの話から、たなべさんと西村直人さんが同じ会社にいると聞き、
そこで私のテンションが上がってしまってアジャイルサムライや西村直人さんの話しになってしまいました。
私がしがないラジオにゲスト出演した際にも話したのですが、
アジャイルサムライにメッチャ助けられているので…。
そんな感じで別の話もしつつ、すこし開発組織やチームの話もできたので良かったです。
その後、雰囲気がすごくよくて楽しくて仕方がなかったので、
片付けを手伝いつつ、ほぼ最後までお邪魔させてもらいました!
メッチャ楽しかったです!
おわりに
というわけでしがないラジオファンとして、エンジニアとして、
とても楽しめるイベントでした!
エンジニアに限らないですが、
自分のキャリアをこうだ!と決めて日々を送っている人はなかなかに少ないと思います。
そういう私も自分の現況に対してなにかしら思うことはありますし、
未来のキャリアではなく現在の自分が思う軸で判断して動いているのが現状です。
キャリアに関して絶対の答えはないと思いますが、
別の人からの視点や、経験からくるアドバイスが非常に役立つと思います。
しがないラジオにファンが多いのも、そのあたりが理由のひとつだと思います。
普段、自分のキャリアについて喋ったり、
他人のキャリアの話を聞く機会はなかなかないと思うので、
非常に貴重で楽しいイベントでした!
こういったイベントのようにキャリアについて意見交換する機会が増えると良いと思いますし、
個人でもブログなどでそういったことをアウトプットが増えるといいなぁと思います。
しがないラジオパーソナリティのお二人、スピーカーのみなさん、スタッフの皆さん、
素晴らしいイベントをありがとうございました!
みなさん、お疲れ様でしたー!
最後に宣伝!
平成の情シスおかしんさんのご厚意により、
技術書典6は委託という形で技術書の頒布ができることになりました。ありがたい!
頒布場所はおかしんさんのサークル「おからぼ」、
サークル番号は「え18」です!
私は「はじめる技術 つづける技術」というタイトルで、
何かを始める時、続ける時の工夫や事例などを書いたノウハウ本を出します。
おかしんさんはゼロトラストアーキテクチャについての本ということなので、
こちらもぜひよろしくお願いします!
またハッシュタグ#はじめる技つづける技術でもいろいろ呟いていきますので、よろしくお願いします!