青空な日々

ITエンジニア関連で興味あることをアウトプットして共有したいブログ

インフラ勉強会1周年記念イベントの感想。

はじめに

本日2019年01月26日(土)、インフラ勉強会の1周年イベントに参加してきました!
普段はオンラインで活動しているこの勉強会、
その1周年かつオフラインイベントということでメッチャ楽しんできました!

インフラ勉強会についてはこちら。
wp.infra-workshop.tech

イベントについて詳しくはこちら。 infra-workshop.github.io

イベントの模様はYoutubeライブ配信されていました!
アーカイブがあるかは不明なので、あったら更新しておきます。
動画のアーカイブありました!

目次

毎度のごとくメッチャ長いので気になるトコだけ見るのを推奨!


感想とイベント中のメモの公開

黙々と取っていたメモがありますので、
そのまま公開しときます。

ついでに要所要所に感想を入れときましたので、
気になるセッションがあればぜひ見てくださいー。

ヨウ素さんとゆたかさんの漫才?

タイムテーブルでは13時から開会の挨拶になっていますが、
特にアナウンスはなくヨウ素さんゆたかさんの漫才開始。
ライブ配信もあるのでカメラ位置を気にするヨウ素さんとゆたかさんが面白かったw
会場はWifiがないので配信はみれなかったけど、どうなっているんだろうかw

前回の半年イベントは行けなかった(というか知らなかった)から、
その時の話を聞けるの面白い。
だが、この昔話はイベントの何にあたるんだw
始まって10分近く経って何も進行が進まないが面白いw

最初は漫才をするコーナーだったらしいw

ゆたかさんの開会の挨拶

資料。

というわけで、改めてゆたかさんの開会の挨拶を開始。
東京来るまでに雪が降ってたけど、雪の高さが1Uくらいだったらしいwww

インフラ勉強会、本日の時点で発足から399日だそうです。
だいたい4,000人くらいがDiscordに登録していて、
500人弱がオンラインになっている!すごい!

セッション数は2018/12/31で533回!スゴイ!
だいたい1日に1回以上はセッションがあった計算になるわけで…。
一年間にこんなに勉強会があったコミュニティは無いと思うなぁ。
ギネスとかいけるんじゃなかろうか。

インフラ勉強会が大きくなった理由。

  • オンライン勉強会の先駆者
  • 誰でもOK インフラエンジニアだけじゃない、学生まで含めて誰でもOK
  • 何でもOK セッションの内容は何でもOK、いきなりステーキ入門とかw

後ほどインフラ勉強会1周年記念誌に中には小学生、中学生の参加者も居たという記述を見て、
このコミュニティすげぇと思いましたまる

インフラ勉強会はムーブメント!
動画紹介 裸の男とリーダーシップ!

見てもらえれば分かりますが、
たった一人で踊っている人に、熱心なフォロワー(二人目)が参加し、
なし崩しに大勢が参加してムーブメントになっていく模様が動画になっています。

ここで重要なことはリーダーは単純なことしかしない。
重要なのは二人目(一人目のフォロワー)。
フォロワーが大事。
だからフォロワーを大事にするのが重要ということ。

ゆたかさんが関わっているコミュニティは息が長い(20年とかもある!)
だから縁起が良い!インフラ勉強会も長く続くかも?

コミュニティ継続のコツ。

  • 感情的にならない
  • 嫌々やらない
  • 無理してやらない

ここで思ったのは手塚治虫さんと富野由悠季さんというアニメ業界のお二人。
手塚治虫さんは寝る間も惜しんでマンガやアニメを書き続けました。
結果、誰もが知っているような日本を、いや世界を代表するような人になりました。

対して富野由悠季さんについては知らない人もいるかも知れません。
富野さんはガンダムの監督をしていた人です。
本人もインタビューで答えている通り、
手塚さんの元で働いたことがあります。
それでも富野さんは、寝ないで書き続けることはできなかったそうです。
結果、手塚さんは60歳で亡くなり、富野さんは77歳にして映画作成をされています。

継続という視点で見れば、無理してやらないというのが大事だと思います。
(手塚さんは別に無理していた気はなかったかも知れませんが…)

コミュニティの運営がうまくいくこと

  • 当事者意識
  • 問題意識
  • 危機感
  • 折り合い力
    折り合い力とは。
    議論しても答えは出ない、
    指揮命令者のいないコミュニティでは第三者が調整することは難しい…
    自らが当事者意識を持って折り合いをつける

参加者に常に感謝の気持ちを忘れない。

1周年イベントのテーマは学び。
技術のみならず、いろいろやっていきたい。

最後のクイズw
IEEEの読み方は?

イエー!!!!
(スライドに答え書いてあったw)

ヨウ素さんとのやり取りも含めて、非常に楽しく学びがあるセッション内容でした!
最近チームビルディングについていろいろ考えることがありますが、
コミュニティの運営について説明されていたポイントが非常に分かる内容でした。

そして、紹介された「裸の男とリーダーシップ」とムーブメントが非常にグッと来ました。
私は去年の8月からインフラ勉強会に参加しましたが、
当時もすごく熱量があったと思います。
当然1年も運営していればいろいろ問題はあったと思いますが、
1年たった今日のイベントでもムーブメントと呼べるほどの熱量を感じました。

それがTwitterのトレンド入りであり、
始めての登壇をしたいという人が増えた理由の大きな理由だと思います。
そのムーブメントに身を置けて、登壇という行動でコミュニティに参加できていることを幸せに思いました。

ひよこ大佐さん

最初は時間が押していましたが、5分巻いた状態になったそうですw
最初の漫才からすると巻いたのが奇跡的なのでは?と思ってしまいましたw

資料。

というわけでひよこ大佐さんの話。
インフラ勉強会にみるコミュニティへの貢献。
貢献といってもそんなに硬い話ではない。

ここでTwitter転職の裏話。
取材は会社の広報にいった。
広報はひよこ大佐を知らなかったので、
社内でひよこ大佐探しが始まったwww

改めて、貢献とは?

OSSなどへの貢献は開発だけではない。
貢献とはコミュニティに対して自分の持つ何かを還元すること、だと思っている。
具体的には自分の時間を使ってなにかをすること。
開発、ドキュメント整備、翻訳、テスト、デザイン、寄付など…。

コミュニティは貢献なしでは成り立たない。

コミュニティへの還元は自分自身への還元でもある。
なぜならコミュニティは自分を含む大きな共同体だから、
コミュニティへの還元は自分への還元である。
自己犠牲ではない。

コミュニティにただ参加してるだけの自分は貢献できてないなーと思っていたけど、
この話でそうじゃないんだよと言われて安心しました。
運営に参画しないと貢献できていない気がしていて…。
そんなことを呟いたら、
中には私のセッション聞きたくて早く帰ってきたというリプもついて感激!
登壇するモチベに繋がりますね!


登壇することで得られるもの。

  • コミュニティへの還元
  • 気軽なアウトプットの場
  • 自身の勉強
  • リアルタイムフィードバック

インフラ勉強会で登壇するメリット。
思い立ったらその日に登壇。
ハードルが低い。
家にいながらにして空き時間で登壇できる。

そして、楽しい!

登壇の仕方。
経験者に聞いてみる。
自分が知っていることが他人も知っているとは限らない。
失敗してもノーリスク。

自分もすでに5回は登壇しているので、声かけてくれれば答えられると思いますし、
なんなら一緒にやりますのでお気軽に声かけてくださいー!

インプットとアウトプットのつながり
インプットとアウトプットは1セット。

インプットすること。
いろいろなセッションに参加してみる。
積極的に質問してみる。
気になることはすぐ調べてみる。

インプットは質も量も大事。

理解フェーズ
とにかく実践してみよう。
必要に応じて技術書を読む。

日本人は日本語で様々な技術書を読める機会に恵まれている。
たしかに。
英語が原本の技術を日本語に、そして日本の事情にあう形で提供してくれているのはありがたい。
そして言われているとおりその数は非常に多いよなぁと感じました。

整理フェーズ 登壇予約をいれる。
整理のポイント

  • しらない人に説明できるか?
  • シンプルに説明できるか?
  • 曖昧な理解はないか?
  • 資料は作り込めばよいものでもない

アウトプットフェーズ

  • 受け取る側の理解を考える
  • テーマに合った長さにする
  • マサカリを恐れない

インフラ勉強会をもっと活用しよう!
多様なジャンル、セッションがある。
(いきなりステーキ入門とか)
ネタが被ってもOK!

最後に簡単に質問の内容とその回答を。

  • 会社は楽しいか?
     Redhatは楽しい

  • 資料作成にかかった時間は?
     資料は2日程度

  • Ansoble以外で楽しいことは?
     関連技術 コンテナ、SSOなど

  • 登壇予定はどれくらい先が良い?
     短ければ短いほど良い。どうせ前日までやらないしw
     ※初心者の人は1週間ほどあったほうがいいかも。

非常に良いセッションでした!
特に貢献についての私の勘違いというか、
登壇という行動を認めて頂けたのは非常に嬉しかったです。

これ聞いてやるぞー!ってなった人も多いと思うので、
またインフラ勉強会のセッションを聞く楽しみが増えそうです。

つよさん インフラ女子の日常の描き方

インフラ女子の日常を描かれているなつよさん!
資料。


開幕、なつよさんが「Twitterフォローしてくれている人」と聞いたら、
会場のほとんどの人が手を挙げる。
そしてなつよさん、めっちゃおるやん…と素のリアクションw

シェルスクリプトは食べ物ですか?ってくらいインフラのことをよく分かってなかったw

DC(データセンター)でマリリン・モンローした時の漫画の話。
当時の画力ではDCが書けなかったw

セッションではインフラ女子の日常というマンガの裏側について。
書いている工程なとを紹介!

ネタ集め
Trelloはスマホアプリがある。
会社とかで思いついたらすぐメモる。

Trelloにスマホアプリがあるの知らなかったなー。
そしてネタの中にあった、抵抗の話を呟いたら御本人に反応されましたw
ありがたやw


ポリシーチェック

  • 特定な個人や団体を中傷する内容ではないか?
  • 会社の機密情報ではないか?
  • 漫画というメディアの長所をいかしているか?

環境はiPad + Apple Pencil + ibispaint
デジタルだ。
スケッチブックでネーム書くこともある。
アナログでも書く。
iPadApple Pencilの充電が切れているとアナログでやる。
昔はスキャナーが必要だったが、いまはiPadで写真とって取り込める(すごい!)

海辺でネーム。
沢渡さんのダム執筆を真似て。
良さげ。

背景にそれっぽい小物を置くことで説得力をだす。
LANケーブルの在庫とか。

Evernoteで文章を書いてる。
納品はGoogleDriveかぁすごい。

レイヤーが低い話、泥臭い経験がウケるらしい。

私が絵にはとんと疎いこともあり、非常に面白いセッションでした!
抵抗の話に反応して頂いたのもあり、
休憩時間にちょっとお話させていただきました。
ありがたやー。

ポリシーや背景に小物を書く話や、会社での出来事をまめにメモしていることなど、
当たり前ですがちゃんと努力していること、工夫しているんだなと感動しました!

湊川あいさん 実践!イラストでわかりやすく表現する技術

資料はこちら
湊川さんのTwitter。

実践!として、べき等性についてイラストで解説するセッション。

まずは今回のイベントの他のセッションでもグラレコを取っていたという話。
グラレコはRSGTでもやっていた人いた!
このグラレコについて何か本とかサイトあるのかなぁ。
テスト前にノートが売られるって考えると効果ありそう。

わかりやすく表現するコツは、つまづいたことをメモする
理解してきたら過去の自分に答える

これをうまくやりたいと思ってる!
いまも毎日、仕事であったことをメモ取り続けているんだけど、
なかなか当たり前のことってメモに取れないし、
忘れてしまうこともしばしば。
そして、なかなかアウトプットの優先度が上げられなくて、
またいくつも外に出せていない。

なんとか外に出していきたいなぁ。

質問者は答えを「早く・重く」知りたい。
人間が一度に理解できる量には限りがある。
文章よりは箇条書きにする。
中学生にも伝わるような言い換え。

デーモンとは?
何かを説明するとき、四軸で考える。

  • 具体的
  • 事例
  • 抽象化
  • 比喩

発信すると広がる可能性がある。
閉じたノートや社内では広がらない。
発信大事。

個人的に思うこととして、広がらないこともあるということを理解してやること。
広がることを目的にすると簡単に歪むと思うので、
楽しく発信することを心がけるとわいかなぁと思いました。

図解のポイント。
だから、どうを付け加える。
AよりBが高い
Bの効果があった!やったぜ!みたいな

AはBなんだぜ
なるほど!みたいな

やさしい、難しい、どゆこと?、なるほど!の繰り返し。
ハードルの低さを最初に。
ちょっと難しさをいれて簡単しすぎないようにする。

新しい技術やツールを学び始めるとき。
わからないを発信するチャンス!

まさにいまAWS + Wordpressという自分にとって新しいことをやっている私には刺さりまくるセッションでした!
私はもう10年以上ITエンジニアとして活動しているので、
歴が短い人からすれば新たな発見でも私には当たり前になってしまっていることが、多々あります。
そういったことをわかりやすく発信することが、
わかばちゃんのように道をならしてあげることになるんだと思います。

私もわかばちゃん本には何度か道をならして貰っているので、
私も誰かが歩くときに、私の経験で道をならしてあげられたら、と思います。

沢渡あまねさん

資料。

www.slideshare.net

沢渡さんのTwitter。

上司の問題地図のようなセッション。

情報発信の大事さ。
繋がることがある。

人事経験は0!
そうだったのか。

ダム際でもくもくするw
「#ダムはいいぞ」

沢渡さんの上司だったSさんが見せてくれた素晴らしい背中。

  • 面接で転職理由を一言も聞かない
    いまの会社の不満ではなく未来に一緒に働く人を知りたい

  • 決断が早い
    GW挟んでも早い!

  • まずは知り合い増やそう 社内100人、社外100人
    上司が社内に案内してくれたり、社外のカンファレンスとかのお世話をしてくれる

  • 副社長のところに行ってみようか
    マジか!
    沢渡さんが副社長に会ったことで、
    周りの人が沢渡さんに聞きに来て話しかけてもらえる(交流が増える)
    これも上司の効果

  • 上司が勉強会に参加する、報告をする
    部下を社外につなぐ

  • Sさんの口癖、インとアウトは何?
    何を入力して、自分から何を期待している?
    リーダーの口癖は何か?大事。
    これがチームや組織の文化となっていくから。
    (部下もインとアウトを意識するようになる)

  • 2日、3日かけて100点じゃなくて良い。30〜40点じゃなくて良い。
    自らホワイトボードにイメージを描いて共有するスピードさ。

  • 君がそんなこと(事務作業)やらなくてよい
    得意なことをやってくれ、その仕組みを作っていくから。

  • 売れる経験やノウハウを貯めよう
    これ(経験やノウハウ)って外で通用するかな?と考える

  • あなたが一緒に仕事したい人を引っ張ってきていいよ
    あなたを信頼しているから連れてきていいよ。
    お礼を言ったらあなたと仕事したいから引っ張ってきたんだもの。
    これは惚れる

  • わざわざ報告しに来なくてよい。僕がそっちにいく。
    現場をまとめるのは君にしかできないからやってくれ

  • あなたは現場で悪者になってしまってはいけない、僕が悪者になる
    沢渡さんが他部署にキレそうになった時、上司が代わりに悪者になってくれた
    結果チームが結束した。
    神かよ・・・。

  • 残業中のヘルプデスクに配ったハンバーガ
    100円とかのハンバーガーでもずっと覚えてくれている

  • 安心して休みなさい。そういうときのために部課長がいる。
    沢渡さんがリーダーだったとき、家庭の事情でどうしても休みたいときの言葉
    属人化しないこと、チームを自立化すること。

  • 出版おめでとう!
    沢渡さんが初出版したときなんにも報告していないのに、
    たまたま本屋で見かけたSさんが著者プロフィールから判断して連絡してくれた。
    すげぇ。

  • Sさんは絶対に部下を見捨てない
    次の現場で2年間背中をみせつづけ、40歳以上の社員が外部の勉強会に行くようになるような影響を与えた。

あまりのSさんの神MOVEに全俺が泣いてました!
鳥肌がたつとか、泣けるとか、そんなレベルじゃない感動でした。

帰り際にイベントに参加していた知人とも話したのですが、
これらは全てやるために特殊な知識や経験が必要なことではないのです。
すべて気づくことができれば誰でもできることなのです。
だからこそ、非常に難しい。
それを自然にやってしまうSさんがいかにスゴイのかという話で、
イベント後の飲みが盛り上がりました。

私がSIerにいたところ、Sさんのような素晴らしい上司がいました。
その上司のことはいまでも最高のエンジニアだと思っています。
まさに背中で語る上司でした。
Sierにいたころはその上司のようにはなれませんでしたが、
今からでもそのような素晴らしいエンジニアになれるよう、
沢渡さんの著書を読みつつ勉強していきたいです。

資料だけでは現場の温度感が伝わらないのが残念ですが、
非常に良い内容と沢渡さんの語りだったので、
こういった感想記事やTwitterのハッシュタグで当時をぜひ追いかけてほしいです!

なかにはこれを本にしたほうが良いのでは?というTweetもあり、
まさにそれ!ほんとそれ!わかりみ!となっておりました。
同人誌でもいいから、本にならないかなぁ。

おわりに

というわけで、インフラ勉強会の1周年記念イベントでした。
メチャメチャ良かったです!
行かなかったのは損、と言い切れるくらいの内容でした。

最初にゆたかさんが学びがテーマと仰っていましたが、
まさに素晴らしい学びを持って帰れたと思います。

すでに何人か登壇の枠を取っている方を見かけました。
私もコミュニティに貢献するため、参加者の学びのため、
なによりも自分の楽しさと学びのためにどんどん登壇していきたいと思います!

最後になりましたが、運営の方、登壇者の方、参加者の皆さんありがとうございました!
お疲れ様でした!

メッチャ楽しかった!!!