青空な日々

ITエンジニア関連で興味あることをアウトプットして共有したいブログ

Android Test Night #6の感想

はじめに

2019年03月07日(木)に「Android Test Night #6」に参加してきましたー。
詳細はこちら。

testnight.connpass.com


目次


参加目的

  • Androidのテストについて最近のトレンドを知ること
  • 初心者が役立ちそうな知見を得ること。

感想

『モバイルテスターの世界戦向けトレーニング - Curiosity and Knowledge』by mkwrd

資料。


iOSのTest Nightも登壇経験がある方の発表。
あまりテッキーではなく、
テスト実行者以外も含む内容というのが印象的。

最初に対象を明言してくれるとグッと聞きやすくなる。

Seleniumは知っていたし、使ったこともあるけど、
SeleniumConferenceについてはまったく知らなかった。
t_wadaさんなど有名な人もくるそうで、ちょっと気になる。

国際カンファレンスのうまみという文脈で、
世界でも極めてモチベが高いエンジニアがくるという話。
「ビザ取ってまで来ますか?」というのが刺さる。

これはわかりみしかなくて、
カンファレンスや勉強会に参加する理由の一つがエネルギーを貰えることだと思ってる。
なのでわざわざビザを取ってまで海外から来る人と会話するのは、
メッチャ刺激的だろうなぁと思う。楽しそう。

他、気になったのは資格の話。
ISTQB/JSTQBのようにテストに関する資格があるのは知らなかった。

非常に面白い発表でした!
SeleniumConferenceについて興味が出たし、
テストの資格の話も実際に問題を見られて非常に勉強になりました。

『AzureDevOpsで始めるAndroidのCI/CD』by nakasho

資料。

www.slideshare.net

Azure自体、名前だけ知っていて使ったことがなかったので、
詳しい話を聞くことが出来て非常に勉強になった。

「一度別画面に戻って入り直すと選択肢が増える」というのが、
ものすごいハックじみてて好きw

Azure版のGithubみたいなもの。
AWSでいうところのCodeCommitみたいなものかな。
同じMicroSoft製品ということで、VS Codeとの相性が良さそう。

PipeLineもAWSにあるが、Webでしか使ったことがない。
発表のようにAndroidのAPIKeyなどの設定は勉強になる。

その他、動画でAzure DevOps ミニライブ|Azure DevOps Tokyo|動画 | crash.academyというものがあったり、
3/29にAzure DevOps Tokyo, Japan 3rd strike - connpassという勉強会があるそうで。
興味がある方は見たり参加するとより勉強できそう。

身の回りではAzureを使用している人がいなかったので、
非常に勉強になりました。
GithubやCodeCommitなどあるけど、それぞれの特徴などを理解しておくのは重要そう。

Make CI/CD More Comfortable Before/After Code Testing』by red_fat_daruma

資料。


DeployGateの中の人。
DroidKaigiに関わっているひと。

快適なのは重要。
開発を加速させるもの
壊れにくいもの
他の開発を支えるもの
よく壊れるCIかはいや

壊れにくいCI
失敗しないCIじゃなく、ノンフレキシブルなテストはイマイチという話。
lint落ちたからテストしないとか。

CIにはいろいろ要素がある
そしてその要素には依存関係がある

依存しないものもある
それぞれの要素群が自プロジェクトに対して何を担保するのか。
lintはコードの綺麗さに寄与
必要なものだけやればよい

それぞれの要素群に対して状況や条件によって止めるか進めるかを決める

DeployGateの利点
モバイルアプリの配布サービス
CDNを通したDL速度アップ

最初のDLは遅い(CDNにのってないから)
だからCIでビルドしたらcurlを叩いてキャッシュに載せる

配布ページはGoogleStoreみたいな感じ
QA会社とかに簡単にみせたりできる
CI上から落とせる

全編英語でカッコいい資料でした。
こういうのパッと見て理解できるようにもっと英語の勉強しなきゃ…。

CIについて経験がないけれど、
言っている内容は分かるし非常に共感できました。
CIを導入すること自体がゴールにならないようにしないといけないですね。

『形式手法について調べてみた』by altitude3190

資料。


仕様不備に早く(前行程)で気づきたいのがモチベ。
当然、現場でも対策を検討していたけれど、
チェックリストなど場当たり的な対応が多い。

テストチームだからやれることをやりたい。
それが形式手法。

途中、モデル検査の実例で非決定的に実行されるという表現があったけど、
これは特定の範囲内でランダムに実行されるという意味で良かったのかな?

そのあとの結果だと取りうる組み合わせを全て実行していたみたいだけど…。

モデル化によって経験で済ませていたテストを、
明示的にパターンとして実施する感じに受け取りました。

テストは経験が必要というのが通説で私もそう思いますが、
その経験を加速させる手法のひとつとして有益そう。

ドキュメントとして残した際になぜそういう内容にしたかもセットであると、
より勉強になりそうですね。
(その分コストはかかりますが…)

『UI テストで楽するための技術』by ksfee

資料。


謝って飲酒してしまい酔っているが、頑張るw
(この発表の前に乾杯があった)

UIテストが大変でやりたくない。
依存が多くて安定性が保てない

絶望しかない

Composerについて
Instrument Test実行管理ツール。
テスト結果をわかりやすくしてくれる。
spoonの後継。

ログやスクリーンショットを含めたレポートを提供してくれる。

OkReplay
OkHttpのインタセプター

通信結果をスタブにしてくれる

動的なパラメータは難しい

様々な工夫ができる。
PRごとに全部やるなどではなくて、
NitrogenなどでUIテストと単体テストを分けて実行するなど。

Composerというツールは知らなかったので、
非常に勉強になりました。
これはUIテストやるなら使ってみたい。

なかなか時間が取れなくてテストできてませんが、
いきなり全部やるのではなくちょっとずつ始めるのが大事だよなぁと思います。

とう言うときにこういったツールで、楽しつつ必要な情報を取っていきたい。

最後、酔っててちょっとわからなくなってたの面白かったですw

懇親会

懇親会では食事がすごくて、蒸気で温める形式だったのに驚きました。
温まるのに10分ほど時間がかかるということで、
この隙にAndroidテスト全書をじゃんけんで勝った5人にプレゼントするという企画を実施。

結果、5人のうちの一人になることができて、
ありがたくAndroidテスト全書をいただけました。
ちゃんと勉強せねば!

その後の懇親会はスピーカーの方と話しました。
テスト、Selenium、勉強会やコミュニティの話で盛り上がって楽しかったです!

ただちょっと疲れていたので、
積極的に話に行けなかったのは反省でした。

おわりに

初めて参加しましたが、非常に楽しく参加できました!

目的がちょっとずれていた感はありましたが、
結果的に他社の事例や便利なツールを知れたのでまぁまぁ良かったと思います。

あと食事が美味しかったw

結構参加人数がいたことを考えても、
テストについてはいろいろと悩みが多い印象を受けました。

必要なのは理解していても上手く開発フローに入れられなかったり、
面倒さから必要十分までテストできていなかったり…。

そういった部分に対して事例や便利そうなツールを聞けたので、
非常に満足でした!

素晴らしいイベントをありがとうございました!
みなさん、お疲れ様でしたー!


最後に宣伝!

平成の情シスおかしんさんのご厚意により、
技術書典6は委託という形で技術書の頒布ができることになりました。ありがたい!

頒布場所はおかしんさんのサークル「おからぼ」、
サークル番号は「え18」です!

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私は「はじめる技術 つづける技術」というタイトルで、
何かを始める時、続ける時の工夫や事例などを書いたノウハウ本を出します。

おかしんさんはゼロトラストアーキテクチャについての本ということなので、
こちらもぜひよろしくお願いします!

またハッシュタグ#はじめる技つづける技術でもいろいろ呟いていきますので、よろしくお願いします!