青空な日々

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技術書典6 サークル参加(委託)レポート

はじめに

2019年4月14日(日)に開催された技術書典6のサークル参加(委託)レポートです。
当日までの記録は以下の記事にまとめてあります。

fortegp05.hatenablog.com

目次


当日のレポート

ブース設営

9:35くらいに会場に入りました。
一般開場は11時からですが、
サークルチケットを持っていると準備のために1時間早く入れます。
実際には9:30くらいから続々とサークル主が入場していました。

委託先のブースについてまず最初にやったのは、自分の本の確認でした。
印刷を依頼してから一度も自分の本を見ていないので、
このタイミングで初めて自分の本を見ました。


否が応でもテンションがあがりました!
この感動は一生忘れない気がします!

あともうひとつ、日光企画さんには200部で依頼したのですが、
開けてみたら217部になっていました。
おそらく試し刷りしたものを入れてくれたのだと思いますが、
17部も余剰に入っていると思わなかったので驚きました…!

その後、委託先であるおかしんさんの到着をお待ちしてブース設営へ。
以下の作業を行いました。

  • ブース設営
    • あの布
    • 見本誌
    • お釣り
    • お品書き
    • QRコード設置
  • 在庫にDLカードをはさむ
  • 見本誌
    • カバーをかける
    • 値段を書いた案内紙を貼る
  • 立ち読みエリア用の見本誌の用意
    • カバーをかける
    • サークルページやBOOTHへの案内紙(QRコード)を貼る

ここでひとつ問題が。
A2ポスターを掲示しようとしていたメタルラックの幅が机の奥行きと合わず、
グラついて危ないのでポスターは掲示しないことに。
かなり良い紙で綺麗に印刷できていたので残念…。

やはり専用のポスタースタントの方が良いですね。
今回はいろいろあって用意できなかったので、次回は用意したいです。

見本誌や立ち読みエリア用の本にはビニールのブックカバーをかけて、
テープでお品書き(値段や販売しているもの)を貼りました。

見本誌としてすぐ分かりますし、
それ自体が情報を伝達するツールとなります。

立ち読みエリア用の本にはさらに導線として、
サークルページへのQRコードやBOOTHへのQRコードを貼りました。

当日は一度も見本誌エリアには行けなかったのと、
特に数値を回収する仕組みを用意してなかったので、
読み込まれたかは不明です。

ギリギリまでバタバタと準備していましたが、
なんとか時間には頒布できるようになりました。

とはいえ、在庫にDLカードをはさむのは途中まで、
ブースの様子をツイートするなどは全くできませんでしたが…。

準備不足もあって、挨拶に来ていただいた方にも十分なお話ができず失礼しました…。

ちなみにブースの様子はこんな感じでした。

f:id:fortegp05:20190418093939j:plain

開場〜実際の頒布

予定通り11時に開場しました。
拍手でお祝い…と行きたかったのですが、
BOOTHの公開を同時にしたかったので、その作業をしていました。

公開と押して、ツイートするだけでしたが、
ギリギリまでブース設営していたので時間がなく…。

なんとか、ツイートをして一般参加者をお出迎え。

ブースの前を通り過ぎる人に、「見本誌ありますよー」、
「こういう本ですよー」と宣伝。

あとからTwitterで「同人誌の販売イベントとしては呼びかけは如何なものか?」というツイートがあったので、
同人誌の販売イベントとしてはマナー違反だったのかも?
(ガイドラインには明確な記載はなし)

とはいえ、呼び止める訳ではなく声を出すだけ、
ブースの方を見てくれたり、足を止めたら「見本誌どうぞー」というレベルだったので、
そこまで常軌を逸した行為ではなかったと思います。

ただ、もっと静かな状態を想定していたり、
うるさいなぁと思われた方もいたかもしれません。
もう少し静かにやるべきだったかなぁと思いました。
(実際、声を出しすぎて2〜3時間目あたりから喉が痛くてしょうがなかった)

売り行きの方は前半は快調、後半は渋い感じ。
これは客層もあるのかなと思いました。

「はじめる技術 つづける技術」は特定の言語や技術の本ではなく事例をもとにしたノウハウ集です。
そのため、後半に空いたから来てみたという人には目的が伝わりづらく、
アカデミックな内容でもないので刺さりづらかったかなと思いました。

実際、後半の方が立ち読みしていく人は多かったですが、
買わずに去って行く人が多かったです。

開場は11時〜17時の6時間ですが、
一度もブースから離れずに売り子をしていました。
買い物どころか、トイレにもいっていません。

というのも前半が終わったあたりで在庫が半分ほどになったので、
「これは完売できるかもしれない!」と欲が出てしまったからです。
(さらに委託先のおかしんさんが完売したのも刺激を受けました)

前述したように後半でもちょくちょく手に取る人がいたので、
ブースを離れづらかったのもあります。

テーブルの下のダンボールから在庫を出してDLカードを挟む時や、
途中で応援に来てくれたあわなさんに宣伝をお願いしたりして、
ちょくちょく座って水分は取っていました。

今思えば冊数を少なめにして、途中でのんびりモードに切り替えても良かったかなぁと思います。
やりがいや充実感はありましたが、かなり大変だったので。

一緒にブースにいたおかしんさんには、
鬼の形相だったと言われたのでよっぽど必死だったと思います。

ひとつ工夫した点として、お客さんに質問したことを宣伝に取り入れました。
「これはアウトプット、インプットの本ですか?」と聞かれたので、
その後はアウトプット、インプットを始めたい、続けたい方〜のように声を出していました。
現場で判明したわかりづらい点を、その場で工夫できたのはよかったと思います。

あとよかった点というか、おかしんさんナイス!という感じだったのが、
後払いのQRコードをもうひとつ用意してくれたのが助かりました。
もともと運営が用意してくれてたものと合わせて二つになったので、
QRコードの読み込む効率が2倍になって待ち時間が減らせたと思います。

これは一般参加者もサークル参加者もWinWinだと思いました。

閉場〜非公式アフターで打ち上げ

17時で閉場しました。
この時点ではだいたい20〜30部くらいの残り。

多く入っていた17部を除けばほぼ完売だったなぁという思いと、
やはり完全な完売を経験したかったという思いと、
「モウ…ツカレタ…マジモウムリ…」という感じでした。

在庫を手で持って帰るのは無理と判断してBOOTHに持ち込むことに。
まずBOOTHのところに行ったらダンボールに入れてくださいねーとのこと。
ダンボールに入れて来たら、次は登録が必要とのこと。

QRコード付きのチラシを渡されてその場でスマホで登録しようと思いましたが、
(疲れていたこともあって)そのページから先に進むリンクが見つけられず断念。

知り合いが車で来ていたので、在庫を預かってもらうように依頼しました。

正直、在庫をどうするかを事前に全く考えていなかったので、
このあたりはもっと効率化できたなぁと思います。

あとは片付けして終わり。
6時間売り子として突っ走ったのでヘロヘロでしたが、
非公式アフターの会場に移動して打ち上がりました。

この時の一杯目のビールは本当に美味かった…!!!
あのビールは滅多に飲めないと思います。

その後、たくさんの人とお話させていただきました。
特に初めてお会いしたり、特筆事項があった方を掲載します。
他にもいろんな方とお話できて嬉しかったです!
ありがとうございます!

  • ふわりさん、yukiさん、さん
    Podcast「ほげほげfm」関係のお三方とご挨拶できました。
    自分よりだいぶ年下ということもあって、自分のことがだいぶ老害っぽく感じられたかもしれませんが、
    励ましたり、背中を押してあげることはできたと思います。
    他にもいろいろとお話できて楽しかったです!
  • omuricemanさん
    LTをされていたomuricemanさんから突然自分の名前を呼ばれてびっくり!
    どうやら私が最初のフォロワーで、カックさんのブログメンター募集を知ったキッカケだったそう。
    LT後に直接お話させていただけました。
    自分の行動が誰かに良い影響を与えていたと考えると感慨深いものがあります。
  • びば(森のフレンズ)さん
    新刊の「ふりかえり読本 学び編」を頂きました!
    いろいろ会話させていただきましたが、楽しかった!
    売り子は初挑戦だったとのことで、当日の様子についても盛り上がりました!
    憧れる人のひとりなのでいろいろ見習いつつ、
    「ふりかえり読本 学び編」も読むぞ。
  • しゅういちろさん、ひめだいさん
    サークル「味噌とんトロ定食」のみなさん。
    あともうお一方サークルの方がいたのですが、
    Twitterをその場で見なかったので失念…(申し訳ない)
    しゅういちろさんにはaozora.fmの公開収録回にも出てもらいました!
    新しい試みに快く参加していただけて非常に嬉しかったです。
    そしてひめだいさんとはデザイナーという立場から様々な話をさせていただきました!
    特に「伝える」という観点で技術書典の前半後半で、
    ポスターを入れ替えるという話(※)が出てきたのは非常に刺激を受けました!
    非常に楽しくお話できたのでまた飲みたいですw
    (※前半はブースの場所を、後半は本の内容を伝える形にする)

売上や在庫について

売上

印刷部数は217部。
知人に依頼した在庫は23冊、手で持ち帰ったのが7冊でした。
さらに立ち読み用の見本誌として運営に提出したのが1冊あります。
なので頒布数は186冊という結果になりました。

もう20冊は頒布したかったのが本音ですが、
今回は以下のような条件だったので、個人的には健闘した方だと思っています。

  • 委託参加でまったく別ジャンルの島
  • 新刊が特定の言語や技術ではないノウハウ本
  • TwitterのShadowBanによって宣伝ツイートがハッシュタグに表示されてなかった


収支としては大幅なプラスです。

印刷代は29,580円。
DLカードは3,175円。
その他備品や交通費でざっくり5,000円。
合計37,755円。

当日は186冊頒布したので、93,000円。
およそ55,000円の売上となりました。

単純に5万と聞くと大した金額ですが、
当日だけでもほぼ6時間ずっと立ちっぱですし、
執筆する時間はもちろん、宣伝活動して様々なことをしていたので、人件費を考えたら完全な赤字です。
残業やバイトしている方がずっと儲けられるでしょう。

ちなみにこの記事を書いている時点で、
BOOTH(電子版のみ)で28冊ご購入いただけてます!
さらになんと、BOOSTして余計にお金を払ってくれた人がいました!
本当にありがとうございます!

在庫と次回の頒布予定

手元にある30冊のうち、2冊は見本誌です。
あと5冊くらいは残しておきたいので、23冊は在庫として活用できます。

そこで、以下のイベントにて物理本を頒布する予定です。
物理本欲しいなぁという方はぜひ!
いまのところ、これ以外で頒布する予定はありません。

techbook-and-ethanol.connpass.com

反省と感想

反省

  • ブース設営のリハは大事
     委託ということもあり事前にブース設営のリハは行いませんでした。
     そのため、ポスタースタンドが立てられなかったり、
     初めてで1時間では時間が足りないということを身を以て知りました。
     リハ必ずやるべきですね。
  • 写真はたくさん取るべき
     ブース設営や売り子をしていたこともあって、
     私は写真を一枚も撮っていませんでした。
     もっと写真を取るべきだったなぁと思います。
  • 立てている見本誌の前に物を置かない。
     おかしんさんの見本誌の前にQRコードを入れたスタンドがあったのですが、
     なんども倒してしまっていました。
     見本誌の前には何も置かない方が安全ですね。
  • 売上金と頒布数の管理
     持ち込んだお釣りの金額を厳密に把握していなかったのと、
     頒布数をメモしていなかったので、
     お金だけからは売り上げが確認できませんでした。
     持ち込んだ金額と売り上げ、そして頒布数をメモしておくべきですね。


感想

当日は「疲れたー!完売できなかったー!でもやりきったー!」という感じでしたが、
数日おくと自分の本の感想ツイートを頂いてなんとも言えない不思議な気持ちになっています。

というのも、メチャメチャありがたいし嬉しいのですが、
なんだかこちらが背中を押される、勇気付けられる感じがするのです。
自分のアウトプットをによってインプットしてもらっているつもりが、
相手の感想というアウトプットでこちらがインプットさせてもらっているような感じです。

この嬉しさと同時に勇気付けられる感じはヤミツキになりますね!
毎回サークル参加されている方の気持ちがよくわかります。

中には感想ブログまで書いていただいたり、BOOTHでBOOSTしてもらったりと、
本当に嬉しいことがたくさんありました!

技術書典への参加を通して得られた経験、
支援してもらった人たちの縁、
当日の熱量や雰囲気、
圧倒的な疲労感から飲む1杯目のビール、
このあたりは何にも変えがたい経験だったなぁと思います。

とにかく楽しかった!

おわりに

というわけで、技術書典のレポートでした。

初めの自分の本を執筆し、イベントで頒布する。
非常に刺激がある経験でした!

とても楽しかったので、
また次回とか別のイベントとか、
あるいは技術書執筆以外のことにも継続してチャレンジしていきたいなーと思います。

具体的には決めてませんが、次も楽しんでやっていきたいと思います。

以上、「技術書執筆」という私が「始めて、続けられた」ことでした。