青空な日々

ITエンジニア関連で興味あることをアウトプットして共有したいブログ

あなたは何を「祭り化」している人なんですか?

はじめに

この記事は#祭り化 Advent Calendar 2019 - Adventarの7日目の記事です。
祭り化アドベントカレンダーということで、
私が何を祭り化(人がなにかに夢中になれている状態)している人なのかを書いてみます。

「毎日なんとなく過ごしているなー」とか、
「やることはあるけど、なんかモヤモヤする…」とか、
「祭り化するって具体的に何をやっているの?」とか思っている人に、
こういうことを考えて祭り化している人もいるんだなーと思ってもらえれば幸いです。

あと、7日中にアップできなかったのですが、
寝るまでが当日ということでご容赦を…。

目次


私が「祭り化」しているもの

開発チームや開発組織

マツリカへの転職エントリーにも書いたのですが、
私は「開発チームや開発組織をよりよくすること」を目標のひとつとしています。

ではより良くすることとは何なのか?
それこそが、祭り化(人がなにかに夢中になれている状態)することだと考えています。

開発チームや開発組織というのはプログラミングするプログラマーだけではありません。
営業、契約、企画、品質保証、運用、リリース、ユーザーなどシステム開発には多くの人が関わっています。
私はこれらの全ての人々を良くする、つまり祭り化していきたいと考えています。
これは私のITエンジニアとしての目標である「開発を通してプロダクトに関わる全員を幸せにすること」にも関わっています。

昨今のプログラマーはエディターやソース管理、働き方などの面で、
コードを書くこと以外の作業に囚われず、集中できる環境を手に入れられる可能性が高まってきました。
しかし、それ以外の人達が祭り化できる環境を手に入れられる可能性は、まだまだ高いとは言えません。
私はその人達もより良くする、祭り化できる環境を提供できるようになりたいのです。

しかし、営業や品質保証の経験がない私では現場で起こっている課題や問題を直接解決することは難しいですし、
また現場のことは現場の人間が一番わかっているものです。
それ以外でより良くできることとして、私はチームや組織の活動を良くすることができると考えています。
例えば以下のようなことです。

  • ふりかえりによってチームの現状を把握し、未来を良くしていくこと。
  • 1on1や壁打ちなどのコミュニケーションによってお互いに気付きや学びを得る。
  • 他のチームや社外の工夫を持ち帰って共有する。
  • 自らの気づき学びを勉強会などで共有していく。
  • 現状の課題に対応するアクティビティの提案やファシリテーションの実施。

考えればまだまだあると思いますが、チームや組織に対して様々な活動が可能だと考えています。
これらの活動で効率アップや見える化を図ることができ、
現場のプロ達がカイゼンできる下地や余地が生まれてくると思います。
これによってより現場に集中することででき、現場が祭り化していくことができるでしょう。

これらは人と関わることです。
ときにはコミュニケーションのすれ違いで忸怩たる思いをしたり、
「うまく行かないな…」と思うこともあります。

それでも、日々の開発を通して開発の現場でカイゼンできそうなことを探したり、
上記の活動を通して祭り化できる環境ができるといいな~と思って日々を送っています。

これが開発チームや開発組織を祭り化している人として、やっていることです。

楽しさを発信する

祭り化している状態は人がなにかに夢中になれている状態、と書きました。
意外とこの夢中になっている状態が曲者なのです。

人が夢中になっている間、自分が夢中になっていることを自覚していません。
後で気づくことがあってもわざわざそれを発信する人は少ないでしょう。
なぜなら自分が夢中になっていることや瞬間を他人に説明しても、
他人がそれとまったく同じことで夢中になれることは少ないからです。
また主観的なものなので伝わらないことが多いでしょう。

私はそれでも「楽しさを発信する人」として、
自分が夢中になっていることを発信するようにしています。

これは私自身が楽しんでいる人達を見て、
言外に「楽しんで良いんだよ」と言ってもらえた気がした経験があるからです。

当時の私はシステム開発という業務がまったくうまく行かず、エンジニアという職業に絶望していました。
しかし、「もっとうまくソフトウェアを届けるやり方を探し求め、分かちあい、見出していこう
 (でもあんまり深刻に受け止めすぎないで。楽しみながらやっていこう)」 という言葉だったり、
実際に社外のエンジニアが楽しそうに勉強会で知見を共有している姿を見て、
絶望しかなかったエンジニアでも楽しんでやって良いんだと救われたのです。

私が経験したということは、同じような思いをしている人に同じ経験をしてもらえる可能性があります。
そしてそれは私がエンジニアに限らず、
楽しそうに何かを活動している姿を発信することでその可能性はグッと高まります。

というのも、私が上記の言葉や勉強会に参加した結果はFF14というオンラインゲームがきっかけでした。
ITエンジニアとはまったく無関係の分野で、そういったきっかけがあったのです。

そのため、ジャンルに関係なく自分が楽しんでいること、
夢中になっていることはなるべく発信するようにしています。

手軽であるため主にTwitterでの発信が多いですが、
他にも本ブログや、QiitaPodcastaozora.fm」、技術同人誌でも自分が夢中になっていることの楽しさを発信しています。

この他にこの楽しさを発信するということが影響した件として、
私がマツリカにリファラルしたエンジニアがマツリカに興味を持った理由があります。
それは「FORTEさんがマツリカに入社してから楽しそうになった」というものです。
私としてはそこまで自覚していたわけではありませんが、
客観的に見ても私はマツリカで働くようになってから楽しそうになったようです。

これがきっかけでマツリカに興味を持ってもらいリファラルで優秀なエンジニアに入社してもらえましたし、
本人からも「楽しそうにしていたから」と言ってもらえたことは「楽しさを発信する人」としては、
非常に嬉しい出来事でした。

これが楽しさを発信することを祭り化している人として、やっていることやその理由です。

あなたは何を「祭り化」している人なんですか?

言い換えれば、あなたは何に夢中になっている人なんですか?ということになります。
なにもない…という人もいるでしょう。
私は別にそれでも良いと思っています。

祭り化するのは人間です。
機械ではない人間であれば、体調を崩したり、なんとなく気が乗らない日だってあるでしょう。
夢中になっていることが無いときだってあります。 全体的には好きだけど各論ではあまり好きではない、ツライということもあると思います。
ですから、それがないからダメだとは思いません。
(私も最近、会社でRSpecを書くのがツライツライ…と言っていますw)

しかし、世の中にはそんな祭り化が好き、素晴らしい!と活動している会社や人達がいる、
ということを知ってもらえたら嬉しいです。
そして各々がそれを発信しようとしていることも。

アドベントカレンダーは会社のトップダウンで始まったことではなく、
社員が「みんなでアドベントカレンダー書けたら楽しいよね~」と始まりました。
結果として、すべてのマスが埋まりそれぞれが祭り化について何かしらの発信をしています(する予定です)。

もし、祭り化する、なにかに夢中になる、楽しむということに興味が出たら、
ぜひ声をかけていただけると嬉しいです。
私はエンジニアですが、マツリカには営業を始めとして人事や広報もおりますので職種別にもお話できると思います。
私自身、Twitterで知り合ったエンジニアとよく飲みに行ってますのでお気軽に~。

終わりに

というわけで、2019年初のアドベントカレンダーでした。
正直アドベントカレンダー当日に飲み会しながら書こうとかいうのが間違いだった感は否めないのですが、
非常に難産でしたw

転職に関して伝えたいネタがあるのでそれにするとか、
会社でやっている勉強会が最高なのでそれを伝えるとかあったのですが、
祭り化というキーワードでそれが伝えたいか?となるとうーん…という感じでした。

そんなときにTwitterセイチョウ・ジャーニーに言及しているツイートを見て、
元ネタのカイゼン・ジャーニーも祭り化してるよなーと思ったとき以下の付箋を思い出しました。

f:id:fortegp05:20191208022609j:plain

それで、何を祭り化している人なのか?というのは面白いし伝えたい!と思ってこの記事になりました。
社内でも祭り化原体験は?みたいな話は良くしますが、
いまなにを祭り化しているのか?という話はあまりしていない気がします。
ブログに限りませんが、改めてアウトプットすることで自己暗示的に強く意識したり、
無意識のうちに感じていたもモヤモヤを自己認識することができます。

社内向けにもそういう話をする機会を作るメリットが有るなーと思って、この内容としました。

最後にお約束の宣伝ですが、マツリカは絶賛採用活動中です~。
会社のHPからでも良いですし、私に声をかけてくれればつなぎます。

あと、個人的に技術同人誌も書いているので良かったら見てください!