青空な日々

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私が技術同人誌に関わり始めたきっかけと #技書博 一般・サークル参加のオススメ

はじめに

この記事は 技術書同人誌博覧会 Advent Calendar 2023 - Adventar の22日の記事です。

技書博とは技術書同人誌博覧会の略で、いわゆる技術同人誌の即売会イベントです。

まだ技術同人誌に触れたことがない、読んだことはあるが書いたことはないといった方向けに、今サークル参加している人はどういうキッカケで技術同人誌に関わるようになったのか、なぜ技書博への参加がオススメなのか、それらを紹介します。

目次

結論:なぜ技書博への参加がオススメなのか

最初に軽く結論として、なぜ技書博への参加がオススメなのかを書いておきます。

詳細は後ほど。

  • 規模感がちょうどいい
    • それに伴ってか雰囲気がいい
    • 初参加でも圧倒されず参加しやすい、いい意味でアットホーム
  • お弁当が出る
  • カフェがある
  • 休憩スペースがある
  • イベントがある
  • 懇親会が豪華&楽しい

私が技術同人誌に関わり始めたきっかけ

これから技術同人誌に関わりたいと思っている人向けの参考として、私が技術同人誌に関わり始めたキッカケを紹介したいと思います。

が、ぶっちゃけて言うと覚えてませんw

いや、人間年取ると5年くらい前のことが思い出せないんじゃ…。

というわけで2018年ごろのツイートを見てみたら、 トキワの森LT大会 - connpass に親方さんが参加されてたのに気づきました。

親方さんは親方Projectでよく合同誌を書かれている方で、当時LTで技術同人誌の執筆はいいぞ!と啓蒙されていた方。

このあとすぐに技術書典5に一般参加しているので、このあたりで何か技術同人誌に触れる機会があったのだと思います。

このころもPodcastをよく聞いていて「しがないラジオ」というPodcastの本が出るというのもキッカケだったかもしれません。

その年末のコミケでは ワンストップ見積もり - oyakata - BOOTH に寄稿しているので、一般参加からの合同誌寄稿、翌年にはサークル参加の流れだったようです。

今思えばフッ軽だったなと思いますが、当時は今よりも元気で前向きだったので色々なことに挑戦していたようです。

技術同人誌に関わってよかったこと

紙の本を出せた

紙の本を出す、という体験ができたのは人生レベルで非常に良い体験だったと思います。

これはネタ出し、執筆、入稿締め切りというハードルを乗り越えた著者のみが味わえる至福のときと言ってもいいでしょう。

同時に新刊を落としたときの無念さは想像を絶するものですが…。

これは全人類に味わって欲しい瞬間だと思います。

商業誌化

幸運なことに今まで出したサーバーサイドKotlinシリーズは商業誌化しています。

いろいろあってリンクなどはしないのですが、気になったら「入門!実践!サーバーサイドKotlin」などでググると出てくると思います。

これは技術書典をキッカケに編集者の方から声をかけていただいて商業誌化が実現しました。

商業誌を出してるというだけでスゴイ!となるし、特に期限もないステータスなので、ぜひ技術同人誌を書いて出版のチャンスを得ることをオススメします。

知り合いが増えたこと

勉強会などで知り合った人も多いですが、今の知り合いのほとんどは技術同人誌界隈の方々です。

即売会の会場でご挨拶したり、SNSやSlack、Discordなどで絡んでいただいたり、飲み会に参加したりとお世話になりっぱなしです。

中には自分の本を参考にZennに本を書かれた方や、会社でサーバーサイドKotlinをやるからと拙著を購入してくださって実際に仰いできた方もいて縁とはつながるものだなぁと思っています。

技術同人誌に関わって悪かったこと

正直悪かった、後悔している点は無いのですが、強いて言えば締切と在庫がキツイくらいですw

と言っても締め切りは結果的に毎回早割で入稿してますし、一度出た在庫は印刷代は回収できたので知人にあげてしまいました(イベントのプレゼントになった模様)

もちろん時間という投資はしていますが、自己投資と同じで自分の勉強にもなりますし、純粋に失ったものはないでしょう。

逆に得られたもののほうが多かった、これは断言できます。

なぜ技書博への参加がオススメなのか

冒頭で結論だけ書きましたが、細かく見ていきましょう。

規模感がちょうどいい

これは私が参加したことがある他の技術同人誌を取り扱っている即売会イベントであるコミケと技術書典との比較ですが、良くも悪くも参加人数が多くないため並ばずにゆったり入場、会場も混雑しておらずゆっくり見て回れます。

いまはコロナ後なのでコミケと技術書典も人が少なくなりましたが、2018、2019年当時の活気は凄まじく、2018年の技術書典5では入場に30分以上は並んだのではないでしょうか。

それも開場後の11時すぎについての行列だったので今とは比べ物にならないくらい混雑していました。

人混みが苦手な人はまず間違いなくダメなレベルです。

それに比べて技書博は非常にゆったり見て回れますし、後述する休憩スペースもあるので一日いることも出来ちゃいます。

これは買い物体験としては非常に良いと思います。

それに伴ってか雰囲気がいい

これは完全に主観ですが、混まないので一般参加者もサークル参加者も不快な思いをすることが無いと思います。

少なくとも私の観測範囲では見ていません。

夏のコミケのような不快さや、技術書典で隣のブースから人がはみ出てるみたいなことは技書博では一切ありません。

初めて社外のイベントに参加する方(そんな方がこのブログを見ているとは思えないですが)にはオススメのイベントです。

初参加でも圧倒されず参加しやすい、いい意味でアットホーム

これは前段にも通じる話ですが、全体的にゆったりとしているので自分のペースで会場を見て回れます。

ベビーカーを押している人、子連れの人も通路が広く、人が少ないので技術書店に比べて楽そうに見えました。

また一般参加者も懇親会に参加できるため、著者と会話できるチャンスがあるのも魅力的です。

これは他のイベントにはない魅力だと思います。

お弁当が出る

これは毎回出ているわけではないのですが、直近の技書博9ではお弁当が出ました。

サークル参加者向けではありましたが、余ったので少数が一般参加者にも振る舞われたようです。

これがまた美味しい!

もちろんサークル参加費を払っているので無料というと語弊がありますが、コンビニでおにぎりやパンを買ってくるより全然美味しいものが食べられます。

技術書典やコミケでは規模的に絶対無理だと思うので、これは技書博ならではのありがたい施策だと思います。

カフェがある

これも毎回ではないですが、少なくとも直近と過去に私が参加した2回目もあったと記憶しております。

会場をウロウロしていると喉が渇くし、コーヒーには甘いものが欲しくなるもの。

かと言って一度会場を出て戻ってくるのも面倒ですし、お金がかかります。

そこに無料でコーヒーとお菓子が座って飲めるとなったら嬉しい以外の何物でもありません。

コミケは食事スペースがありますが、メッチャ混んでるので技書博ならではのゆったり感がすごく良いと思います。

休憩スペースがある

これも毎回ではないかもですが、休憩スペースがあると足休めに非常にありがたいです。

なんなら戦利品をちょっと読んで、またサークルブースに戻って質問したりも出来ちゃいます。

ひとつひとつのブースに時間をかけても疲れたら休憩して、また続きをと出来るのでとてもありがたい施策だと思います。

イベントがある

直近の技書博9では開場中に対談イベントやアワードの発表がありました。

ただサークルブースを回って著者と会話するのもいいですが、普段見られないようなイベントが見られるのは魅力的です。

しかも一般参加者は無料で見られるイベントなのでとてもお得だと思います。

サークル参加者も暇な時間は耳を傾けていたのではないでしょうか?

懇親会が豪華&楽しい

過去に参加した2回目の技書博と、直近の技書博9では公式で懇親会がありました(他の会でもあったかも)

2回目では美味しいビールにフォアグラ(!)を食べたようです。

9では肉祭りでした、画像は以下の感想ブログを御覧ください。

#技術書典 15と #技書博 9にサークル参加してきた! - 青空な日々

これは参加者が交流できる場であり、同じ技術同人誌を書いている仲間同士とても盛り上がります。

是非続けていただきたい施策の一つです。

さいごに

というわけで技書博アドベントカレンダー2023の22日目の記事でした。

ネタが無いどうしよう…と合同誌Slackで呟いたら助言をもらえてネタが出来ました。

ありがたや~。

次回の技書博は来年の5月です。

参加する前提、もちろん新刊も書くつもりでいるので、よければ会場でお会いしましょう!

ちなみに技書博9の新刊「入門!実践!Kotlin Compose Multiplatformでデスクトップアプリ開発!」はBOOTHで電子版が購入できますので、気になった方は是非!

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