青空な日々

ITエンジニア関連で興味あることをアウトプットして共有したいブログ

サーバーサイドKotlinでSpring Bootのバージョンアップをする

はじめに

この記事で書いたとおりサーバーサイドKotlin本の新刊を書いていきます。
宣伝も兼ねて、その経過をメモしていきます。

既刊は以下から買えますのでぜひ!

fortegp05.github.io


目次

前提

Spring Bootプロジェクトについて、プロジェクト内の各フレームワーク(ライブラリ)のバージョンアップを行う。
なおSpring BootプロジェクトはSpring initializrにて作成した。

この記事ではIntelliJ Idea + Macでしか説明しないので、VS CodeWindows(依存はないかもだけど)の説明はぜひ新刊をお楽しみに。

バージョンアップのやり方

バージョンアップの方法はプロジェクト内のbuild.gradle.ktsファイルのpluginsについて、項目ごとに上げたいバージョンを指定する。
上げるバージョンはそれぞれのリポジトリサイトで確認できる。

今回の対象となるフレームワークのはすべて以下のどちらかで確認できた。
バージョンを確認する上で以下のページで良いと思った理由については本に書きますのでお楽しみに。


実際にバージョンアップしてみた内容

今回の以下のプロジェクトについてバージョンアップを実施。

github.com

たとえば「org.springframework.boot」については、 https://plugins.gradle.org/plugin/io.spring.dependency-managementで確認して、 1.0.8 -> 1.0.9にバージョンアップした。
その他の具体的なバージョンアップ結果については新刊をお楽しみに。

InteliJ Ideaでのバージョンアップ確認。

build.gradle.ktsを更新したら、
buildタブの左側にあるRefresh Gradle project(更新ボタン)をクリックしたら反映される。

f:id:fortegp05:20200512003319p:plain

このとき、更新後の自動実行で一度エラーになるかもしれない(実際になった)ら、
上記の通り更新ボタンをクリックしたら直る(直った)

バージョンアップに伴うソースコードの編集

今回のプロジェクトでは以下の点を修正した。
buildしてテストが通ればOK。

Sort -> Sort.by

org.springframework.data.domain.SortSort メソッドで使用できていたが、
バージョンアップ後は使用できなくなりその代わりに Sort.by メソッドが必要となった。

型指定の削除

attributeExistss<String>attributes<String> は型指定できなくなった。
そのため、それぞれ削除する必要がある。

おわりに

同じく新刊予定の「まいにち続ける技術」の一環として毎日ちょっとずつ書いてます。
最近はモチベーションが上がらなくて進みが遅いですが、いつかは本としてまとまるはずなのでお楽しみにw