青空な日々

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【ふりかえり】#技術書典 16オフラインにサークル参加してきた感想【戦利品の感想】

はじめに

(仕事のせいで)だいぶ遅くなってしまいましたが、技術書典16オフラインにサークル参加してきたのでその感想とふりかえりブログを投稿しておこうと思います。

毎度のことながら印刷部数と考察、更に今回は戦利品の感想まで含めておきますので、参考になれば幸いです。

目次

技術書典16オフライン開催

サークル参加の感想

楽しかった!

前回の15はちょっとした不満があったのですが、今回はそういったことはなく開始から終了、打ち上げまで非常に楽しめました。

お約束の。

新刊の「ITエンジニアとして生きる技術」の頒布状況ですが、15:30すぎに紙の本が39部完売しました。

詳細な頒布ペースや印刷部数については後ほど。

弊サークルブースはこ13であり位置的にはちょうど出口の前の通路だったのですが、出口に向かう目的で通り過ぎる人もいればふと目があって足を止めてくれる人もおり様々な印象でした。 もっと素通りする人が多いかなーと思っていたので、ちょっとうれしい誤算。

入場者は2,600人だったそうですが、体感としてはもっと人が多かったかなと言う印象でした。

もちろんコロナ前の1万人規模の時代とは比べるレベルではないですが、それでも活気があると言い切れる状況でした。

1時間に1回一般参加者が入場してくる仕組み上、常に人が来るといった感じで新刊を完売させたい(=在庫にしたくない)サークル主としてはずっと立って声掛けし応対をするので結構疲れます。 まぁ即売会といえばこれ、フフフ……この風、この肌触りこそ戦争(即売会)よ!といった趣ではあるのですが。

そんな感じで11時会場から挨拶兼ねて他のサークルさんを見に席をたった14:30まではほぼ立って声掛けしてました(一応断っておくと大声で宣伝とかではなく目があった人に普通の声量で立ち読みどうぞ~と声かけるレベルです)

新刊が完売してからは座ってまったりモード。

それでもちらほら弊ブースで足を止めて立ち読みしてくれる人もおり、ちょこちょこ応対しつつ、17時閉幕、その後は知り合いサークル主のみずりゅさんと打ち上げへ。

とある事情で秋葉原に行ったので、UDXのお寿司屋さんでしっぽりと。

なんか真面目な話?で盛り上がってしまったので、食べ物の写真を上げられなかったのでここで上げておきます(みずりゅさんと会話するときは大体アニメ・ゲームになるのですが珍しくw)

そんな感じで帰宅し私の技術書典16オフラインは終りを迎えました。かに見えた。

戦利品

このツイートにもある通り、即売会は家に帰るまでが即売会ではありません。

戦利品をアップする(できればやってほしい)、感想を投稿する(任意だが著者が泣いて喜ぶ)、ブログを書く(運営が泣いて喜ぶ)までが即売会です。

というわけで戦利品をご紹介。なお、オフライン会場の戦利品なので、後日(これ書いてる時点で既に1週間経ってるんですが…)オンラインで買い増しをしたら追記します。

感想は以下の通り。詳細はPodcast aozora.fmで詳しくやろうと思いますので、お楽しみに!

味噌とんトロ定食 | キッチンで実践スクラム〜1時間で完成する美味しい晩御飯〜

ブライトシステム | エンジニアが、椎間板ヘルニアになった話

URAMASU | GleamでRealWorldを作ろう(チャレンジ編)

しんぶんぶん | TOGATTA SERVER TECHBOOK Vol.2

印刷部数と考察(2024/05版)

印刷部数

今回の新刊「ITエンジニアとして生きる技術」は40部印刷注文しておまけ1部の合計41部で頒布を開始しました。実際には今後の見本誌用に1部、予約確保分で1部なので頒布したかった(完売目標)部数としては39部になります。

前回の感想でも書きましたが、バズってるわけでもない弱小サークルが200部とかはもう印刷できないです(もちろん在庫を抱えてもいいなら話は別ですが…)

私が初めて単著を執筆したときに先輩サークル主に印刷部数を相談したときは「とりあえず200で」という感じでしたが、もはやそれが懐かしい…w

とはいえ当時は先程も書いた通りオフライン開催に1万人近く来場しており、またオンラインマーケットもなく当日に会場に来ないと紙も電子も本が手に入らない状態(BOOTHはありましたが)でしたので、今と環境そのものが違うというのはお伝えしておきます。

頒布ペースの実績としては平均すると10~20分に1部ペースで14:30までコンスタントに頒布し続け、その時点で残り3部程度。 それも会場を見て回って戻ってきた15:25から頒布を再開して10分以内に3部頒布できました。

その後2~3人から紙の本はないんですか?と聞かれたので、ちょっと足りなかったかなぁと言う印象です。

とはいえ、今回は技書博に参加できず、技術書典だけで50部頒布できる気がしなかったので在庫を持たない印刷部数という観点では満点だったかなと思います。

紙の本が欲しかったのに手に入らなかった方には本当に申し訳ないのですが…。

考察

前回の新刊はKotlin Compose Multiplatform本であり、バリバリのプログラミング系同人誌だったわけですが、今回はノウハウ系の本なのでこれまた需要が読めない本ではありました。

まぁCompose Multiplatformは認知度が低くて需要が読めないどころかまったくないレベルだったので、どっちもどっちな気もしますがw

というわけで前回同様まず50部から検討を開始し技書博に出ない分はちょっと少なめに、とはいえ新刊を発表したツイートは4,400インプレッションと私のTwitterにしては反応が多かったので30部は少ないかなと思い、中間の40部にしました。

これで完売したら最高だが、在庫になってもせいぜい10部程度だろうと思っていました。

結果としては完売でき、なんならちょっと足りないくらいだったので在庫を持ちたくないサークル主としてはちょうどよかったと思います。

ちなみに印刷費はA5で52(本文48表紙4)ページ40部、無線綴じ、フルカラーの表紙も黒一色の本文もデフォルトの用紙と無加工(ホワイトポスト180kgに上質紙90kg)で、早割2割引がついて13,600円でした。 ちなみに印刷所は、ねこのしっぽさんです。

次はサーバーサイドKotlinにしようと思っているので、基本50部から考えてますが、そろそろ表紙をイラストレーターさんに頼みたいんですよね…。

でも50部では確実に依頼料がペイできないので躊躇してしまいます。

もちろん、同人なので趣味だからいいじゃん!と言われればそれまでなのですが、石油王でもない一般人がカツカツの生活を送りつつ万単位の出費はなかなかにキツイものがあり…。

前回は生成AIでイラストをなんて言いましたが、現実問題として学習元のデータについていろいろ言われているのを見ると同人誌とはいえお金を頂くものには使いづらい(と個人的には思ってしまう)というのが現在の状況です。

もちろんクリアなデータで学習しているモデルもある(のは知っている)のでそれを使うのは一つの手なのですが。

個人的に「持続可能な」というのは非常に重要かなと思っており、多少でも無理しているとどこかで破綻すると思っています。それもあって支出と収入はトントンくらいにしたいと思います。

そんな感じで悩みつつ、次回も30~50部あたりかなぁと思います。次回は技書博にも出れそうですしね(逆に技術書典17の開催日を知らないんですがもう発表されてます??)

ふりかえり

毎回、前回はなにか反省があったっけ?改善点は何だっけ?と自分のツイートやブログを見返しても「もっと宣伝しておけばよかった」しか書いてなかったので、今回はきちんとメモを取っていました。

それを見ながらふりかえりしたいと思います。

養生テープ(などのグッズ)は1個でいいし、前回使わなかったものは持ち込まない

会場でブース設営する際に気付いたのですが、サークル参加用グッズを詰めたトートバッグに養生テープが3個、ガムテープが1個入っていました…。しかも全部使いかけ。

無いよりはあったほうが良いグッズなのですが、3個はいらないです。しかも使ったのはサークル配置とお品書きを机に貼っただけなので必須というわけでもなく…。

この写真の緑のテープが養生テープ(そこだけなのでほぼ使ってない)

ガムテープは使わなかったですし、初めてサークル参加する際に用意したポップを立てるスタンドやクリップなども最近は使ってないので不要でした。

持ち込む荷物をちょっと整理したいと思います。。

ポスタースタンドのポスターは両面あってもいいかも

この写真はポスタースタンドに掲げたポスター(お品書き)を裏から取った写真なのですが、表しか印刷してないので当然裏から見ると白紙(うっすら透けて見える)です。

コミケの壁サークル(背後が壁)なら裏側は不要なのですが、技術書典や技書博では基本的に島しかないので裏からも見えます。

そのため、こういったポスタースタンドを使用する場合は裏からどう見えるか?も意識したほうが良さそうです。

具体的には2枚印刷して表からも裏かも見えるようにしたいと思います。

見本誌用のスタンドは安定した物にする

よくサークルブースに行くと新刊や立ち読み用の本をスタンドやイーゼルなどで立てて置いている光景を見ると思います。

で、立ち読みしたい方が手に取ったり、見終わって戻したり、お釣りや本の説明時にろくろを回そうとしたりしてぶつかって倒すことがしょっちゅうあります。

私は家にあった使ってないタブレットスタンドを使いまわしているのですが、これがA5の本でも安定して置くには小さく、戻す際にちょっと気を使います。また金属製で重い割にはすぐ倒れるので使い勝手が良くないです。

そもそも頻繁に置いたり戻したりを想定してないので、使い方を誤ってるのはその通りなのですが…。

というわけで次回からは100均でもいいので、本を立てる専用のスタンドを用意しようと思います。

電子のみでも見本誌は用意する

私のサークルでは新刊既刊合計で8冊の本を頒布していましたが、見本誌があったのは紙の本として頒布したものがある本で見本誌を手元に取っておいた4冊だけでした。

そのため、必然立ち読みができない本は頒布する機会が少なくなり、逆に既刊でも見本誌がある本は頒布する機会が多くなりました。

見本誌がある既刊は合計で5部以上頒布できているのに対し、見本誌がない既刊は1部だけと明確な差が出ています。

そのため、コピー本でもいいので頒布している全ての本に見本誌をつけるべきだと思いました。その際お品書きにあわせてフルカラーの表紙を付けてあげると分かりやすくて良さそうです。

これは次回から用意しようと思います。

立って声掛けする大事さ

最初に断っておきますが、技術書典の利用規約における禁止事項の出展ブース(スペース内部)の展示に関する禁止事項 > 大きな声での呼び込み、過度な声掛け(騒音に該当します)に違反しない範囲での話になります。

普通の声量、人と会話するレベル、会場が騒がしくなったら聞こえないかな?くらいの声量の話という前提です。

毎回そうなのですが、私は完売を目指すこともサークル参加の一つの目標としています。これは目に見える数字であり、先ほども挙げた持続可能な活動にするためでもあり、自分の本が欲しい人に行き渡った!という喜びを得たいからです。

そのためにサークルブースでは立って、前を行き交う人と目があったら「立ち読みどうぞ~」とか「Kotlinにご興味ありませんか?」などのように声掛けしています。

実際のところ効果あるのか?たんに疲れるだけでは?と思われるだけかもしれませんが、今回の技術書典16では明らかな差が出ました。

というのも完売する15:30過ぎまではずっと立って声を掛けるスタイルでやってましたが、完売した15:30以降は座ったままで声かけもしませんでした。

そうすると明らかに立ち読みする人が減り、当然頒布数も減りました。具体的には完売した15:35から閉幕した17:00までの1時間30分で頒布した回数は6回でした。

対して、13:00~14:30までの立って声掛けしていた最後の時間帯は15回頒布できています(実際には現金決済の方もいた気がするのでもう少し増えると思います)

時間帯が違うので厳密な比較ではないのですが、それでも約3倍違います。

体感としても立ち読みしてくれる一般参加者の数に圧倒的な差があり、完売後の1時間30分は暇だなと言う感じでしたが、完売するまでは忙しい…!と思っていたほどです。

別に在庫になってもいいし、同人誌即売会なんだからガツガツやりたくないというのもわかります。

私もどう頒布するかは自由で良いし、逆に自由であるべきと思いますが、こういう数字があるというのも知っておくと良いと思います。

ステータス表示(技書博のグッズ)

技術書典で技書博のグッズを使うのはどうかなと思いつつ、便利だしまぁ技書博の宣伝にもなるかと思い使ったのがこちら。

プラスチックのケースに紙が入っており、蓋を回転させると写真のように自立します。

こちら売り子なしで一人サークル参加した今回、非常に役立ちました。

会場を見て回ったり知り合いのサークルさんに挨拶に行ったりトイレに行ったりと、自分のサークルブースを離れる際に在庫を片付けてこれを置いておくと一般参加者の方にステータス表示できて非常に良いです。

手書きで完売!とか離席中とか書かれている方もいましたが、私は悪筆のためこういった印刷物は非常に重宝します。

離席中の他、立ち読み歓迎!や新刊あります!などもあるので使い分けできるのが非常に嬉しい。

技術書典も、てぶらセットなどいろいろな施策を実施していますが、これはぜひ真似てほしいですね。

さいごに

というわけでサークル参加感想・ふりかえり・戦利品感想ブログでした。

いつだったか8,000文字も書いてしまったとさいごに書いた記事があったけど、これも7,000文字超えてる…w

技術書典、というか技術同人誌の執筆や即売会は楽しいのでぜひ今後も参加していきたいです!

次回はサーバーサイドKotlin本を書くぞ!!!!

あ、今後とも弊サークルaozora Projectをお願いします。

techbookfest.org

それではまた!!