青空な日々

ITエンジニア関連で興味あることをアウトプットして共有したいブログ

技術書典6の当日までに準備したこと

はじめに

技術書典6で新刊「はじめる技術 つづける技術」を、
【え18】サークル「おからぼ」さんに委託をお願いして頒布します!
何かを始める、何かを続けるためのノウハウ本です!

前回の記事までで新刊の準備はできました。
この記事は技術書典6の当日までにおこなったことについて書きます。
本の詳細は以下より。

techbookfest.org


fortegp05.hatenablog.com



委託としてできる当日までの準備

今回、私は委託として技術書典に参加しています。
そのためサークル参加している人とは準備している内容が異なります。

具体的には技術書典の公式サイトで行う作業がまるっとありません。
それは委託先のサークル主さん(以下おかしんさん)にしか行えないので…。

ブースの設計

今回は委託ですが、売り子としても参加するので、
おかしんさんとブースの設計を行いました。

具体的には以下のようなことを行いました。

  • ブースに必要なものを調査
  • 当日あった方が良いものを調査
  • おかしんさんとブースについて相談
  • お金関係など当日のフローを確認
  • 販促物の作成

それぞれやったことを振り返ってみます。

ブースに必要なものを調査

技術書典に限りませんが、同人誌の即売会イベントというのはブースの設計が大事です。
お客さんから見ると一般的に以下のような点が大事になると思います。

  • どんなものを頒布しているのか?
  • 何がいくら(値段)なのか?
  • 見本誌はどれか?
  • チラシや名刺など無料で持って行って良いものはどれか?

また運営する側としては、在庫やお金の管理などを効率よく行うための工夫が必要になってきます。
そう行った工夫や知見は「技術書典 レポート」などでググりましょう。

過去の技術書典にサークル参加した方々の貴重なレポートが読めます。

たくさんのレポートを参考にさせていただき、
ブースに必要なものリストを作りました。

当日あった方が良いものを調査

いわゆる「売り子」になるのですが、
当日は自分が作った本を自分で頒布します。

お金をもらって本を渡すだけ、といえばそれだけなのですが、
他にもたくさんのやることがあります。

お金のやりとり、在庫管理、売り上げチェック、食事休憩、
見本誌の管理、買い物、ブースの設営など。

それらに必要なものも洗い出しを行いました。
これには先述したレポートも参考にしつつ、
自分なら何が必要かなーという妄想をしてリスト化しました。

おかしんさんとブースについて相談

これらのリストを基に、おかしんさんと対面で打ち合わせをしました。
というのも、おかしんさんもこう言ったイベントには初参加であり、
またおかしんさんは執筆の追い込み中だったので短い時間で集中して決めたいと思ったからです。

結果的に想定外のことも相談できたので集まってやったのはよかったと思います。
画面を見せるだけみたいな感じで、情報共有も早いですしね。

具体的には当日、誰が何を持っていくか、費用はどうするのか?みたいな話をしました。
委託先のサークル主が個人事業主だったりすると税金の話とかがあるので、
物を買うにしても相談しておいた方があとくされがなくて良いです。
(領収書とか)

あとはお金のやりとりについてもいろいろと確認しました。
例えばコイントレーなどを使ってお札は見えるところに置いた方が良いなどの知見の共有です。
技術書典ではそんな人はいないかもしれませんが、
1,000円渡しておいて「10,000円渡したのにお釣りが少ない!」という詐欺の手口があります。
忙しいブースなどは揉めるのが面倒だったり、後ろのお客に迷惑をかけたくなくて、
お金を渡してしまったりすることがあります。

これを防止するためにもコイントレーなど見える場所にお金を置いて防ぐというテクニックですね。

お金関係など当日のフローを確認

おかしんさんと相談した中でこれは考えが足りなかったと思ったのが、
頒布する本の値段とお釣り、そして委託関係にある、ということです。

まず委託関係にある場合、それぞれ別にお金を管理するか、
合同にしてしまって後で売り上げ冊数から清算するか、ということがあります。

別々に管理すると手間は増えますが、もめづらくなると思います。
合同にすると管理は楽ですが、万が一売り上げ冊数と金額が合わない場合の対応が面倒です。

今回は手間を取ってでも後の面倒を減らすために別々で管理することにしました。

しかし、別々で管理すると別の問題が生まれました。
お釣りの問題です。

今回はおかしんさんの本は1000円、私は500円の予定でした。
そのため、2札同時に買われた場合にどっちがどうお釣りを渡すのか?という問題が生まれました。

例えば2,000円であれば私が500円を渡せばOKですが、
では5,000円札の場合は?
10,000円札の場合は?

この時は5,000円以上の場合はまずおかしんさんがお釣りを渡して、
最後に私とのやりとりで500円を渡すということになりました。

と、これを書いている時点でおかしんさんの本も500円に変わっていたので、
当日はもっとシンプルになりそうです。

こんな感じで委託先のおかしんさんと相談して準備を進めていきました。

販促物の作成

前日も含めて、ブースに飾る販促物などを作成していました。
ブースに飾るものはこんな感じ。

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あと以下のような立ち読み広場の見本誌に貼る導線などを用意していました。

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この他にもブースに貼るポスターや、
ブースで出す見本誌に貼るものも作成しています。

データを見てもピンと来ないと思うので、
それらは当日のレポートに写真をあげたいと思います。

ちなみにこれらは全てMacBook Proのプレビュー.appで作成しています。
イラレとかフォトショがなくても意外といろいろできるのでありがたい。

WindowsならPaintで似たようなことができます。
今回はA5やA4サイズのデータを作ったり、
PDF出力したかったのでMacでやりました。

宣伝

執筆の段階からちょいちょいやってましたが、
宣伝活動にも力を入れてました。

どんなに良い本でも人が知らなくては手に取ってもらえません。
特に私の本は特定の技術や言語に関する本では無いので、
宣伝しないと認知されません。

そこで以下のような宣伝活動をしました。

登壇についてはもちろんその会の趣旨に則った上で行なっています。
具体的には自己紹介とかスライドの最後に本のタイトルを入れるだけ、
懇親会の自己紹介時に技術書典の話をするくらいです。

間違っても会のテーマを無視して宣伝だけしてはいけません。
お互いがwin-winになるようにしましょう。

Podcastはぶっちゃけ趣味ですが、
いろんな番組に出させてもらったり、自分で技術書典をテーマに配信したりしました。
宣伝以上にゲストの方と会話すると知らなかったけど興味あるサークルさんに出会えたりして、
それがすごいメリットになったなぁと思います。

ブログについてはこの記事がまさにそうです。
執筆の裏側や委託でのサークル参加の情報共有と宣伝を兼ねて書いています。
前回は一般参加でしたが、やはりサークル参加される方が何をやっていたかは気になりました。
実際にレポートなどを読むのが楽しかったので、
なるべく参加するリアルタイムさを伝えたくて書いていました。

ちょいちょい反響もらえたのでよかったです。
またまとめ記事を作ってTwitterのピン留に入れたのもよかったなぁと思います。

Twitterのshadowban

Twitterだけちょっと長いので別の段落で。

Twitterではやったことの宣伝をしていました。
サークルページ、登壇、Podcast、ブログなどに動きがあるたびに、
ハッシュタグとURLをつけて呟いていました。

が、落とし穴があり、Twitterのshadowban(Search Suggestion Ban)というものに引っかかってしまいました。
これは公式からは否定されている話らしいですが、
アカウント停止ほどではないにしろ、スパムや問題があるTweetをしている人に対する処置だと言われています。

この記事を書いている時点で、
私の場合はハッシュタグや検索に私のツイートがまったく出てこなくなっています。
そのため、何か宣伝したいことがあってハッシュタグ付きツイートしても、
そのハッシュタグでは表示されない可能性があります。
(フォロワーでセンシティブな内容を表示にしているとハッシュタグでも出るっぽい?)

これの原因は推測ですが、リンクやハッシュタグ有りのツイートと、無しのツイートのバランスだと思います。
リンクやハッシュタグ有りのツイート数の割合が圧倒的に多いと、
機械的にスパムのように見えるのだと思います。
まぁたしかにここ最近はPodcastの感想と、技術書典の宣伝しかしてないので、仕方ない感じです…。
自業自得。

なるべく宣伝ぽくないツイートを増やすことで早期回復を計ってますが、
これを書いている時点では当日も難しそうですね…。

一応、別垢も作ったので前日と当日はこれで乗り切る予定。
まったく復活する様子はないですし、
他人を見ていると2ヶ月以上も復活していない様子なので…。

こちらもロックされるといろいろ詰むので、このアカは最小限の運用で切り抜けようと思います。

反省

  • まとめ記事を作る遅さ
    このまとめ記事は3/28に作成しました。
    ですが、宣伝に使うのなら表紙は関係なくもっと早い段階で記事を作って、
    本を頒布するという臨場感も含めて伝えるためにいろいろ更新していくべきでした。
    併せて宣伝に使うもので外部に依頼するもの(表紙とか)も、もっと早く依頼するべきでした。

  • Twitterのshadowban
    先述しましたが、これは痛い失敗でした。
    一番盛り上がる直近のタイミングで、
    ハッシュタグに投稿が乗らないのでかなりダメージがデカイです…。
    ですが、エンゲージ確率で言えばフォロワーの方の方が多いですし、
    ハッシュタグ見ないで当日にこられる方もいるので、
    あまり悲観的にならず宣伝はしていくのが良いと思います。
    あと最悪、知人にツイートを頼めばなんとかなります。
    もちろん、早期復活を狙って普段の呟き(リンクやハッシュタグが無いもの)も増やしていきますw

おわりに

ご興味ある方は、ぜひチェックをお願いします!

techbookfest.org


この表紙を目印に池袋でお会いしましょう!

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