青空な日々

ITエンジニア関連で興味あることをアウトプットして共有したいブログ

#技書博 合同誌を書いて売り子でサークル参加した感想。

はじめに

2019年7月27日(土)に開催された技書博で、
執筆に参加した合同誌を売り子として頒布してきましたー。
頒布したのはE-5親方ProjectのワンストップPodcast(と既刊いろいろ)です。

親方プロジェクトに来ていただいた方、
新刊のワンストップPodcastを含めご購入いただいた方、
本当にありがとうございました!

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本記事はその感想と反省ブログです。
プログは面倒なので感想のアウトプットはPodcastにしようかと思いましたが、
それぞれのアウトプットの違いを経験しときたかったので書いてみました。

技書博の詳細については以下。
gishohaku.dev


書いた本について、詳細は以下。
fortegp05.hatenablog.com


目次


合同誌での参加

なかなか合同誌で参加する人は多くないだろうし、
どんなことやってるのかよく分からないだろうと思ったので文章化してみました。

そもそも合同誌ってなんなのか?というと、ひとつの本を複数人で執筆することを指します。
反対に1人で書くのは単著といいます。
文章は1人、表紙は別の人〜という二人体制でも単著になります。

なぜ合同誌で書くのか?というのは次の点あたりがメリットかと思います。

  • みんなでやると楽しい
  • 責任が分散される
  • 1人よりも内容が濃い本にできる
  • 売り子の確保が楽
  • 同人誌の執筆はじめに最適

1人がつまらないというわけではありませんが、みんなでやるのはみんなでやる楽しみがあります。
これはどっちもやってみないと経験出来ない楽しさだと思うので、是非経験してほしいです。
次にみんなで本を書くので、辛い部分も分かち合えるメリットがあります。
締切が近づけばフォローしてくれますし、内容が薄い部分はそこが得意な人が書き足してくれます。
また自分が原稿を落としても本がでる可能性が高いので、気楽に参加できます。
(でも締切を守る努力はしようね!)

さらに1人で書くよりもたくさんの知見が集まるので濃い良い本になりやすいです。
まさに三人寄れば文殊の知恵、三本の矢の教えですね。
また関わっている人間が多いと売り子の確保も比較的楽です。
単著だと結構大変なのです…。

そして同人活動デビューに最適です。
合同誌の著者はいつでも募集中なので、手を上げれば迎え入れてくれますし、
書き方や注意点などを教えてくれます。
なんなら一緒に書いてくれたりもしますので、非常に良い環境で学べます。

メリットだけ書くのも不公平なので、デメリットも書いておきます。

  • 自由に書けない
  • プレッシャーになる

思い入れがある内容であるほど自分の強い思いを伝えたくなるものですが、
合同誌では複数人で書いているので全体のバランスを見つつ書く必要があります。
また、他の人の存在がプレッシャーになってしまうケースもあるので、
不得意な人にはデメリットになってしまうでしょう。

私はメリットの方に強く魅力を感じるので、単著も書いていますが合同誌に参加しています。
執筆も事前の準備も打ち上げもワイワイやるのが楽しいですし、
書くだけなら1人で黙々とできるのでどちらもできるのも好きなポイントです。

ちなみに、おやかたさんがPodcastで合同誌について喋っているのでよければこちらも。

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感想

当日の感想

技書博の当日は売り子としてサークル参加しました。

サークルは10時から入場でしたが、早く起きられたので9時には京急蒲田に着きました。
おやかたさんのスタッフ作業が大変そうなら(サークル準備に影響出ると自分が辛いのもあり)手伝おうかなーと思ったのですが、
特にヘルプ要請はなかったのでホットドッグ食べながらスパロボBXやってました。


10時に会場に入り、知り合いのサークルさんに挨拶しつつ、ブースへ。
同じく売り子の方と合流しつつブース準備。
あの布を設置したり、本を並べたり、在庫を準備したり。

当日はおまけで柿の種を配るという話だったのですが、
蓋を開けてみたら次のものを配ることになっていました。

  • 再販nightのトートバッグ
  • 目標設定本
  • 夏の薄い本
  • ポスター
  • 柿の種

おまけ多い!w
お客さんにもオマケスゴイですね!と言われてました。

あとネタ満載のダンボール。
何人か購入された方がいたので面白かったですw

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そんな感じで、10時から技書博開幕!
が、パーティションが邪魔で会場の様子が全く分からない…w
もともとサークルの島を背中合わせで配置していたけれど、
数的に背中合わせにならない島があるので変わりにパーティションを配置したそう。
サークルは居場所が入り口と反対側の壁側だったので、目の前にはそのパーティションが。

そして、パーティションの背が高すぎるため、まったく向こう側が見えませんでした。
そのため、どれくらいのお客さんが入ってるかもわからず、
お客さんの動きもスタッフの動きもわからないのでちょっと隔離された感じになっていました。

運営側もこの問題は認識していただいたので、次回からは改善されるはず…。

それ意外は順調で、特に問題なく進んでいきました。
新刊のワンストップPodcastも自分の予想よりは売れたので良かったです。

ご購入いただいた方に上記のおまけを渡す際、
柿の種がおまけの理由はワンストップPodcastに書いてあるので、
気になったらまた遊びに来てね!とお伝えしていました。

実際に2、3人は買いに来てくれたので嬉しかったですw

当日のブースの様子はこんな感じです。


懇親会と打ち上げ(二次会)にも行きましたが、メッチャ楽しかったです!
懇親会の料理が美味しかったのですがちょっと量が少なかったのが気になりました。
金額と比較すると量は普通にあったので、みんな疲れていたのでしょうw

打ち上げは知り合いと少人数で行っていろいろ話をしましたが、
お店の料理やお酒が美味しくメチャメチャ楽しく飲めました!
執筆の話やら技書博の話が出来ておもしろかったです!

気が合う仲間はとにかく楽しいしチーム力がある

今回は事前の準備、当日、翌日の片付けに参加したのですが、
サークルメンバーがみんな良い人でとにかく楽しかったなー!というのが一番の感想でした!

みんな良い人なのですが、そういう人に巡り会えたのもありがたいですし、
自分がそれに甘えて「エゴだよ!それは!」とか、「傲慢さを償え」とか言われないように気をつけようとも思います。

合同誌についてにも書きましたが、単著だと孤独になりがちな執筆が、
合同誌の執筆に参加したことで知り合いが増えてワイワイできたのが非常に嬉しかったです。

ちょっとチームビルディング的な話になりますが、
おやかたProject(とその関係者)は特におやかたさんが強権で仕切っているわけではなく、
それぞれの意見を尊重しつついい感じに前に進んでいる感じがします。
もちろん、おやかたさんがサークル主なのでいろいろ聞いたりしますが、
基本的にやらされ感は無く、メンバー(少なくとも私自身は)主体性がなくてツライ…と感じたことはありません。

このあたり、理想のチームに近い状態なのかなぁとふと思いました。
もちろんやっていることが同人活動なので、業務で開発するチームとはベクトルが違うのですが。

反省点

当日にワンストップPodcastの表紙をみて、
また売り子でお客さんと話していて思ったのが、
もっとPodcastを伝えることが出来たなーと思いました。

まず表紙には「Podcastをはじめよう」と書いていたので、
そもそもPodcastを知らない人は知らない技術だしなーとなってしまうのと、
知っていても始める気がないと別にいいやーとなってしまいます。
表紙に他の文字がなかったので、ここは湊川さんのイラストだけ出しておいて、
手にとってもらってから口頭で説明したほうが刺さりそうでした。
(自分が過去に頒布した「はじめる技術 つづける技術」はそれで多くの方に手にとってもらえました)

また、本の内容的にも「Podcastとは?」「始めよう」「続けよう」の3本柱だったので、
「始めよう」だけフューチャーされてしまっている状態になっていました。
であれば、「こんな人向け!」みたいな感じで3つすべて書いたほうがよかったです。

そして執筆陣がPodcastに詳しい人達であったがために、
Podcastを知っていて当たり前の視点になっていたのが盲点でした。
もっとPodcastを知らない人向けにいろいろと用意しておけばよかったなーと思います。
前述の表紙然り、裏表紙にポイントを書いておくとか、宣伝文句を考えておくなどなど。

この反省は今後のコミケや技術書典でも活かせそうなので、
もっとPodcastリスナーやPodcasterを増やしていきたいですね。


おわりに

もっとPodcastを伝える努力ができたなーという反省と、
一緒にいた知り合いがいい人過ぎてめっちゃ楽しかった!ありがてぇ!というのを伝えたい記事でした。
文章での感想は伝えたい事がちゃんと伝わっているか、が重要なんだよなーと改めて思います。
(テンション上がって無駄に色々書いちゃうタイプなので…)

ワンストップPodcastはすごく良い本なので、もっとたくさんの人に手にとってもらって、
Podcastを広めていきたい所存。
そのためにも自分ができることをやっていく。

ワンストップPodcast、次はコミケ、技術書典7で頒布しますので、
ぜひぜひ読んでいただいてPodcastで楽しみましょう!