青空な日々

ITエンジニア関連で興味あることをアウトプットして共有したいブログ

「はじめる技術 つづける技術」のレビューについて

はじめに

技術書典6で新刊「はじめる技術 つづける技術」を、
【え18】サークル「おからぼ」さんに委託をお願いして頒布します!
何かを始める、何かを続けるためのノウハウ本です!

この記事は「はじめる技術 つづける技術」のレビューについて書きます。
本の詳細は以下より。

techbookfest.org


fortegp05.hatenablog.com



レビュワーの募集について

もともとはTwitterで募集をかけて、応募頂けた数人の方にレビューを依頼する予定でした。

ですが、別の機会でお会いした知人の方々に執筆状況やレビューの話をしたとき、
「レビューしますよ!」と言っていただけたのでお願いすることにしました。

結果的に4人の方にレビューをしていただきました。

レビューのやり方

GoogleDriveにPDFを配置して共有状態で公開し、そのURLを送りつけてレビューしてもらいました。
フォルダにレビュー依頼時の未修正版と、レビューでの指摘事項を修正した版の両方を用意しました。
指摘事項版は上書きし続けることで同じURLで修正内容をレビュアーに通知できます。

指摘内容について

ありがたいことにたくさんの指摘をいただけたので、
その中からいくつかご紹介したいと思います。

章構成

もともと「はじめに」は「1章 はじめに」という感じで、
章がついた状態になっていました。

技術書としてよくあるのは「はじめに」は目次を振らず掲載されていることが多いと思います。
レビュアーの二人からこの指摘を頂いたので修正しました。

Re:VIEWでは単純にファイルを分けるだけで対応できたので、簡単な修正でした。

画像の追加

初稿では画像が一枚もない状態でした。
というのも、自分の事例中心のノウハウ本なので、
図で説明するとか、図で表現するような「なんとかの法則」みたいなものとかはほぼなかったのです。

そのため、最初はびっちりと文字で埋まっている本になっていました。
技術書とはいえずっと文字が続くとダレるので、
メリハリや読み進めていくための清涼剤のような意味も込めて画像があった方が良いよーとのご指摘。

使う画像の選定に非常に悩みましたが、
事例に関連した自分のアウトプットを画像として掲載することにしました。

画像によって、パラパラっとめくったときに目がいくようにもなったので、
よかったと思います。

事例の追加

この本は始められない/続けられないあるあるネタと、
それに対する考え方や事例を掲載している本です。

ですが、初版では全てのあるあるネタに自分の事例は追加していませんでした。
特に現在の自分がどう工夫しているのか?というのが少なかったので、
これについて「実践してることも書いた方が読んでる側のためにもなる」とのご指摘。

これは確かに!と思ったので、以下のような事例を追加しました。

  • やる気が出なくて続けられない時に自分がどうしているか?
  • 続けるときに他人の評価を気にしてしまうときに自分がどうしたか?
  • やり方が正しいか分からなくて続けるかどうか悩んだときにどうしたか?

これによって、実際にどうしたのか?という具体例を増やせたので、非常にありがたい指摘だったと思います。

意図が異なる別視点の指摘について

何かを始める際に自分に合っていないと続けられないから、
自分に最適なものを探すために自己分析に関する話を入れたらどうか?という指摘がありました。

これは続けられる可能性をあげる観点でいえばまさにその通りなので、非常に悩みました。
ですが、今回はこの話はいれませんでした。

というのも、どんなに自己分析をしても実際に続けてみないと本当に自分に合っているかはわかりません。
そして続けているうちに自分がどんどん変わっていくこともあると思います。

また世の中には、自分には合っていないが続けたいと思わせるようなメリットがあるものもあります。

例えば料理人という仕事は自分に合っていないと思うが、
自分がお金を稼ぐにはもっとも効率が良い、ということなどです。

もちろん自己分析をすること自体は非常に良いことだと思います。
自分に合っているものを始めたい、どうしても続けられる可能性を増やしたい!ということであれば、
自己分析をした方が良いと思います。

ですが、今回は自分に役立つこと、為になること以外にも、
単純にやりたいから始めたい・続けたいことも対象として執筆しました。
これは、何かを始めるハードルを下げたい、
自分に合っていない部分があるなら工夫することの大事さを知って欲しいという意図があったからです。

そのため、人によってはハードルが上がってしまう可能性がある自己分析については入れませんでした。

レビューの修正について

だいたい2週間ほどの期間でレビューの指摘を受けて修正をしました。

頂いた指摘はすぐに内容を確認して、意図がわからない部分だけ可能な限り即レスしていました。
わからないまま放置しておくと、指摘者も意図を忘れる可能性があるので。

指摘内容を見て「あーそう受け取るのかー」ということがちょいちょい合って、
改めて自分の意図を正しく伝えるのは非常に難しいことなのだと実感しました。

特に伝えたい意図が違う指摘については対応を苦慮しましたが、
指摘者に意図を表明した上でそのままにしている部分もあります。

この辺りは実際の読者にも同じ想いをさせてしまう可能性があるので、
より意図が伝わるような表現になるように悩みながら修正しました。

反省

  • レビューのタイミング
    今回は3人に同じファイルを同時に送ってレビューしてもらいましたが、
    時間があるなら一人ずつ1週間とかの時間を区切って、
    同じ指摘がこないようにすべきだったなぁと思います。
    レビュアーの手間でもありますしね。

おわりに

ご興味ある方は、ぜひチェックをお願いします!

techbookfest.org


この表紙を目印に池袋でお会いしましょう!

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